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チョイス:月経トラブル&更年期障害、女性の悩みは尽きないのだ!

2022/01/16
 
高齢者の手
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女性ホルモンの力は凄い。ある年齢までの女性は妊娠が維持できるよう、女性ホルモンに守られている。
しかし閉経すると体は楽になるが、女性ホルモンの守りが外れて骨粗鬆症などになりやすくなる。
人体は実に絶妙にできている。老化というのはいいような、悪いような・・・。

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女性の人生
日本婦人科腫瘍学会ホームページより

月経痛

妊娠が成立せず、子宮内膜が剥がれるとき子宮が収縮する。それが痛みとして感じられる。強さはヒトによりまちまち。正常な出血量は20~140ml/日だが、昼でも夜用ナプキンが必要になるくらいの量、ゼリー状の塊が出る場合は婦人科の診察を受けた方がよい。
原因が子宮筋腫による場合はその治療が必要となる。

月経困難症(dysmenorrhea)

機能性では月経痛の他、頭痛や嘔気などが見られる。
器質性では子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮奇形が原因であることもある。
日常生活に支障を来す場合が月経困難症と診断される。器質的なものは超音波検査やMRIで確定診断される。

治療はまず非ステロイド系炎症鎮痛剤(エヌセイズ)から試す。ボルタレン錠、ロキソニン錠など。
次に低容量エストロゲン・プロゲスチン配合薬、ルナベル配合錠、ヤーズなど。
子宮内黄体ホルモン放出システム(IUS)、ミレーナも保険適用となったが、未産婦では装着困難。

漢方薬では桂枝茯苓丸芍薬甘草湯など。
手術では仙骨子宮靱帯切除術、仙骨前交感神経切断術などがあるが、有効性はあまり高くないため、推奨はされない。

子宮内膜症

20歳代にも増えている。子宮の内部にしかないはずの子宮内膜が、子宮壁、卵巣、あるいは腹部にまで発生してしまう。ひどい月経痛がある場合、この可能性もある。

子宮筋腫の治療

  • 偽閉経療法:3割負担で7,000円/月程度。
  • 低用量ピル:2,000円/月、妊娠したときと同じホルモンバランスにする。エストロゲンの分泌をストップさせると収縮による痛みから解放される。若干の副作用が見られても2~3カ月するとなくなる。血栓症のリスクも心配するほど高くない。高血圧症、喫煙者には推奨されない。もちろん装着、除去は医師による。
  • 子宮内黄体ホルモン放出システム(ミレーナ):低用量ピルと同等の作用を持つ子宮内避妊具(IUD)。子宮腺筋症や子宮内膜症などによる月経痛にも使われる。15,000~20,000円/年ほど。黄体ホルモン(レボノルゲストレル)が付加され、5年間は有効。もちろん装着(6万円強)、除去(6千円強)は医師による。
  • 手術:子宮摘出は約13万円、あるいは筋腫のみを取り除く場合は11万円となるが、高額療養費を適用可能。。

子宮腺筋症

妊娠しなければ子宮内膜は排出される(月経)が、エストロゲンの分泌により悪化する。40歳代の経産婦に多い。
半数に子宮筋腫の合併が見られる。閉経とともに縮小、軽快、消失する。

子宮体がん

月経不順が見られる。放置しているとその後不正出血(月経と月経の間の期間に出血)が見られるようになる。
元々月経不順であるヒトは気づきにくい。子宮内膜が異常に増殖する。50~60歳代に多い。子宮全摘手術がなされる。

閉経

日本女性の平均値は50.5歳である。体は月経から解放され楽になるものの、女性ホルモンのバリアが外れるため、骨粗鬆症など、いろいろ注意しなければならなくなる。

更年期障害(climacteric disturbance)

症状は多種多様。日常生活に支障を来す。主たる原因は卵胞ホルモン(エストロゲン)の低下と老化、環境要因が複合することによる。
閉経前後の10年間を更年期と呼ぶ。症状は大きく三つに分類される。

  • 自律神経失調症状:のぼせ、ほてり、多汗、寒気、冷え性、動悸、胸痛、息苦しさ、疲れ、頭痛、肩凝り、めまいなど。
    血中エストロゲン濃度が減少することで体温中枢が刺激され、血中カルシウム濃度が上昇することで血管拡張作用を持つ物質が過剰に放散されることによる。
  • 精神神経症状:情緒不安定、抑鬱気分、恐怖感、疲労感など。
    エストロゲン濃度の低下でモノアミンオキシターゼの分解が抑制され、セロトニン濃度が影響を受けるため。
  • その他:腰痛、関節痛、息切れ、吐き気、食欲不振、乾燥、痒み、排尿障害、頻尿など実に多彩である。

甲状腺機能障害は更年期障害と類似した症状が多いため、鑑別が必要である。
婦人科で問診、血液検査がなされ、確定診断となる。
治療にはホルモン補充療法(HRT)が有効。漢方薬、ときに抗精神病薬が用いられることもある。

エストロゲンのゆらぎ

更年期には卵巣の機能が低下、エストロゲンが乱高下しながら急速に減っていく。

ホルモン補充療法(HRT)

エストロゲンパッチを貼り、週に二回張り替える。1週間くらいで効果が出る。しかしかぶれるヒトにはジェルタイプや経口薬もあり、効果は変わらない。3割負担で1,000~3,000/月くらい。節々の痛みはなくなる。
5年以内であれば発がんリスクも高くない。乳がん経験者、肝臓病、脳卒中など起こしたヒトは受けられない。

あなたが50歳以上の女性なら帯状疱疹のリスクもある→ 
https://sukoyaka084.org/2021/05/08/shingles/

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