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10/23チョイス:無月経、月経前症候群、月経困難症の原因と対策とは?

2021/10/23
 
gynecology
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毎月の月経痛とかないだけで、男性は楽な人生だな~と思います。40年も続く苦行です。
その上妊娠、出産と命をかけなくても父親になれるのですから。
少々重い荷物を持つくらい、してくれたってばちは当たりませんよね。

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そもそも月経とは

約1カ月間隔で起こる子宮内膜からの出血。視床下部、下垂体、卵巣がうまく機能し、ステロイドホルモン分泌が連動する必要がある。出血量、痛み、周期についてトラブルを感じるヒトが多い。

出血量が多いと貧血になることがある。

子宮筋腫

子宮の筋肉の一部が増殖、瘤ができること。漿膜下筋腫、筋腫、筋腫がある。
厚みで子宮内膜の表面積が拡がり出血量が増え、重度の貧血を来す。
鉄剤の点滴で貧血を止める。

  • 偽閉経療法(1回/月)で女性ホルモンの分泌を止める。3割負担で7,000円ほど。
  • 低用量ピル:2,000/月
  • 子宮内黄体ホルモン放出システム:小さな器具を外来で入れる。5年保つ。15,000~20,000円。
  • 腹腔鏡手術:子宮摘出、筋腫を取り除く。13万円程度。
  • 子宮鏡下手術:膣から入れて筋腫を取り除く。

月経痛

7割以上が感じている。子宮内膜が剥がれるときの収縮する力が強いほど痛みが強くなる。
我慢する必要はない。婦人科で問診、内診、超音波検査で別の病気がないかどうか調べてもらう。

子宮腺筋症

子宮内膜の組織が筋肉の壁の中に入ってしまうもの。収縮が強くなり、月経痛も激しくなる。
低用量ピルを服用する。妊娠したときと同じホルモンバランスになる。卵巣がエストロゲン分泌をストップさせる。
3カ月ほどすると吐き気などもなくなってくる。痛みも出血量も減る。血栓ができても心配はいらない。

子宮内膜症

20歳代女性に増えてきている。子宮内膜が子宮の壁や卵巣の中、お腹の中に発生してしまう病気。
急に月経痛がひどくなるのですぐわかる。婦人科を受診する。

月経周期

正常であれば月経1日目を第1日とすると排卵は第14日目、プロゲステロンが上がる。妊娠の可能性が高いのは第9~14日目となる。妊娠しなければエストロゲンもプロゲステロンも分泌低下する。一般的には25~38日周期。
規則的であればまずは安心。

不正出血

更年期だと思ったら子宮体ガンだった、ということもある。50~60歳代の発症が多い。いつもと違ったら婦人科へ行く。月経不順のヒトはわかりにくい。
子宮全摘手術で子宮、卵巣をまとめて摘出する。骨盤のリンパ節も取ることがある。

多嚢胞性卵巣症候群

未成熟の卵胞がたくさん溜まってしまう。妊娠可能年齢の5~8%ほどいる。卵胞は20mmくらいにならないと排卵されない。そのため不妊になりがち。基礎体温に差がないため排卵のタイミングもわかりにくい。
排卵誘発剤で治療する。

無月経(amenorrhea)

18歳になっても初経がない原発性無月経と、急に停止した続発性無月経がある。婦人科疾患の数%を占める。
原発性で最も多いのはTurner症候群✿と精巣性女性化症候群など、子宮や腟管の形成不全など解剖学的異常である。次に視床下部・下垂体の疾患によるもの、性分化異常がある。
体重減少、ダイエットなどによるエネルギー不足、アスリートなどのきつい運動なども原因となる。

続発性では視床下部・下垂体疾患が80%を占める。高プロラクチン血症やプロラクチン産生下垂体腺腫など。
薬物性高プロラクチン血症と区別するには向精神薬、胃腸薬、降圧薬、経口避妊薬の服用を確認する。
医療面接と身体診察がある。

ターナー症候群:染色体が45本でY染色体がない。性染色体はXO。見た目は女性だが、卵巣が発達せず、月経が来ない。平均身長は137㎝。GH(成長ホルモン)で5㎝の改善が見られる。低身長、翼状頸✿、外反肘✿などが特徴。
✿翼状頸:首から肩にかける皮膚にたるみがある。
✿外反肘:肘から先の腕が外に離れる。

検査は尿検査、血液生化学検査などを行う。

詳しくは日本内分泌学会→ http://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=89

月経不順

25日未満で出血が繰り返されるのを頻発月経、周期が39日以上になるのを希発月経という。
不規則な生活や無理なダイエットによるホルモンバランスの崩れなどが原因となる。

月経困難症(dysmenorrhea)

機能性と器質性(子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮奇形など)がある。月経痛が主だが、頭痛、嘔気があるヒトもいる。これらにより日常生活に支障を来すものをいう。具合が悪くて仕事に行けない、など。
器質的疾患でない確認に超音波検査、場合によりMRIを用いる。子宮内膜症を疑う場合は腹腔鏡検査がなされる。

  • 薬物療法:NSAIDs (ボルタレン、ロキソニン )が一般的。LEP製剤(ルナベル、ヤーズ)✿、IUS(ミレーナ)✿、補助として漢方薬✿など。
  • ✿LEP製剤:低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬。副作用が出たら直ちに受診を。
  • ✿IUS: 子宮内黄体ホルモン放出システム。
  • ✿漢方薬:桂枝茯苓丸、芍薬甘草湯、ブスコパンなど。
  • 手術療法:LUNA(腹腔鏡下仙骨子宮靱帯切除術)あるいはLPSN(仙骨前交感神経切断術)などがある。

漢方薬について知りたい方は→ 漢方薬:葛根湯から麻黄、甘草、薏苡仁等、効果と副作用について。

月経前症候群 (PMS: premenstrual syndrome)

いらいら、うつ症状の他、乳房痛、下腹部の膨満感などが出るヒトもいる。月経開始4日以内には消失する。
原因としてはセロトニン動作性ニューロンの黄体ホルモンの感受性亢進説が有力。

炭水化物の摂取促進、砂糖や人工甘味料の制限が推奨される。適度なスポーツは推奨される。

処方薬はロキソニン、アルダクトンA、ソラナックス、加味逍遥散エキスなど。
保険外でヤーズフレックス、レクサプロなど。

挙児希望(子どもを産みたい)がある場合にはヤーズ、SSRIは使用できない。

粘膜下筋腫

子宮の内腔を覆っている粘膜のすぐ下にできる。子宮内膜の面積が広くなり、月経量が多く、期間も長くなる。
そのため貧血、月経痛を起こす。不妊症、不育の原因にもなる。

月経は女性にしかない。当然出血するので男性より鉄分を補給する必要がある。無理なダイエットなどで食べる量を減らすと必要な栄養をカバーしにくくなる。カロリーばかりでなく、ビタミンやミネラルも摂れるよう気を配ろう。

すこやかさはサプリでなく、日々の食事からもたらされる。ヒトはサプリだけでは生きられない。

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