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ゲンキの時間:尿のトラブル、頻尿、過活動膀胱、骨盤底筋とは?

2021/11/21
 
猫とトイレットペーパー
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頻尿はともかく、失禁はさすがに友人にも言いにくいですよね。
こればかりは男性と女性ではだいぶ違います。そもそも器質的に大きく違うのですから。

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尿の色で病気がわかる
尿の色は健康のバロメーター、チェックしてみましょう。血尿は・・・危険です。

排尿障害

成人では毎日1.5リットルもの尿が生成され排泄される。
蓄積障害と排出障害がある。女性の問題は尿漏れが多い。腹圧性尿失禁と過活動膀胱がある。

女性は膀胱を支える骨盤底筋の緩みが原因。出産後や加齢、肥満による。
男性は前立腺肥大症が原因となることが多い。

若い人の尿漏れ

伸筋が衰え体が前に引っ張られて巻肩になり、背中が丸くなると、内臓の重みに膀胱が耐えられなくなり、尿漏れする。やはり座りっぱなしの生活はよくないらしい。

頻尿

1日に8回以上夜間に1回以上トイレに行くようなら頻尿となる。夜1回どころじゃない、という方も多いのでは?
日本では40歳以上の4,500万人もいるとか。夜間頻尿で睡眠障害になると死亡率が上がる。夜2回以上トイレにいくヒトは行かないヒトの2倍も死亡率が高くなる。


夜暗い所で転倒→骨折→寝たきりになるケースが非常に多いため。
また冬など、温かい寝具から寒いトイレに行くことで急に血圧が上がり、脳卒中など起こして排尿失神を起こすこともある。何度も睡眠が妨げられることで睡眠不足になることも良くない。

膀胱炎、糖尿病、過活動膀胱などでなることが多い。成人の膀胱は500mlの尿を溜められるが、排尿したくなるのは半分くらい溜まってから。250mlくらい溜まると脳から尿センサーが起動してトイレに行きたくなる。
普通であれば約3時間は耐えられるはず。
それが過活動膀胱だと、100mlでもう尿意をもよおすようになる。
最大容量まで我慢すると、破裂こそしないが、勝手に排尿が始まり恥をかくことになる。

頻尿だが量はあまり出ないのは膀胱のトラブル。尿路からの細菌に膀胱が感染して起きる膀胱炎には頻尿、排尿時痛、血尿が見られる。細菌性の炎症なので抗生剤が効く。
成人の一度の排尿量は200~400㏄なので毎回10秒以上出れば問題はない。
それが2~3秒で止まり昼間頻尿だとしたら膀胱ガンの可能性もある。

自分でできることは水分と塩分のコントロール。

  • アルコール、カフェインには利尿作用がある。特に玉露にはコーヒーの2倍もカフェインがある。お安い煎茶やノンカフェインの麦茶やハーブティーにしておこう。
  • 水飲み健康法に特にエビデンスはない。食事からも水分は摂れるため、1.5Lも飲めば十分。
  • 冷えたものは膀胱を冷やし収縮させ、尿意をもおよし易くさせる。温かいものを摂ろう。
  • 塩分摂取が多いとその分水分を多めに取ることになるので、薄味にしよう。レモンやお酢を使って。
  • 下半身のストレッチ、スクワット骨盤底筋体操などもして、下半身の大きな筋肉を鍛えるとテストステロンが分泌され、頻尿が改善する。
  • 昼間数時間弾性ストッキングを着用しておくと、ふくらはぎに余分な水分が溜まらず、寝ている間に膀胱に行かなくなる。睡眠障害の害は計り知れない。
トイレのペーパーホルダー
人生いろいろ、ペーパーホルダーもいろいろ。トイレは一生の友だち。

過活動膀胱(OAB : Overactive bladder )

尿意切迫感を感じる。排尿トラブルのひとつ。尿が十分に溜まっていないのに、膀胱が自身の意思とは関係なく勝手に収縮する病気。日本では800万人もいる!高齢になるほど罹患者が増え、外出先でのトイレが不安になってQOL(生活の質)が落ちてしまう。
脳と膀胱を結ぶ神経にトラブルがあるか、女性は加齢や出産で骨盤底筋が緩むことが原因とされる。

骨盤底筋の具体的な鍛え方はライフリーさんのユーチューブ(5分くらい)→
https://www.youtube.com/watch?v=bdf7eOnay1M

尿失禁

主に4種類ある。

  • 腹圧性: 咳やくしゃみ、笑いなどで腹圧が上がったとき漏れる。骨盤下端の括約筋が緩んだため。
    女性では妊娠、出産、加齢、肥満など、男性では前立腺手術による括約筋損傷などが原因となることが多い。
    最近ではレーザー尿失禁治療がある。20分程度で痛みもなく、尿道から器具を入れ、65℃に温める。
  • 切迫性: 急なのでトイレに間に合わない。膀胱の不随意収縮のため尿意が頻繁。中枢神経の障害が原因。
    尿失禁患者さんの約半分がこのタイプ。
  • 横溢性: 残尿が多いため膀胱が充満し、溢れ出る。糖尿病、前立腺肥大、尿道狭窄が原因。
  • 機能性: 認知症や神経障害のため尿が溜まった意識がなく、トイレ以外で漏らしてしまう。

診断、検査

まずは問診。排尿回数などを聞かれるので予め泌尿器科受診する前に数日分をチェックしておく。
検査は超音波による残尿検査、尿検査、尿道鏡、尿流量動態検査など、いろいろある。
原因が膀胱以外にないかどうかを調べるため。

治療薬は?

生活では排尿日誌を付ける、骨盤底筋を鍛える、膀胱訓練など。
薬は抗コリン薬(オキシブチニン塩酸塩:ポラキス)、あるいはβ3受容体作動薬などが処方される。
口内乾燥や便秘など、副作用が強い場合はオキシブチニンの貼付薬(ネオキシテープ)に変更することもある。下腹部や大腿部など、大きい面積の所に貼る。
切迫性にはプロピベリン塩酸塩(商品名バップフォー)、フェソテロジンフマル酸塩(トビエース)、コハク酸ソリフェナシン(ベシケア)、イミダフェナシン(ステーブラまたはウリトス)、ミラベグロン(ベタニス)など、いずれも錠剤。
失禁がある場合は尿漏れパッド、大人用おむつなどを使えば安心して外出もできる。

手術

腹圧性でスピロペントの内服や骨盤底筋訓練、干渉低周波電気刺激療法、磁気刺激療法が奏効しない場合、TVTスリング手術、あるいはTOTスリング手術が行われる。

尿糸

尿道炎が治ってから尿に糸くず様のものが出る。炎症のかすが尿と一緒に出てくるだけなので、そのうちなくなる。

乏尿

1日の尿量が400㏄以下をいう。100㏄以下は無尿。体内に老廃物が溜まり、尿毒症を起こす。
3時間以上続くときは医師に報告。

恥ずかしいからと売薬で済ませようとせず、泌尿器科へ行ってみよう。
トイレの心配ばかりしているなんて、人生もったいないではないか。

消化器にも興味がある方はこちらも→ 腸内フローラ:トキシンB、ポリフェノール、CDI、FMTとは?

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