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メンズファッション用語:女性も知っておくべきその呼び名や由来。

2021/10/14
 
紳士
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ラペル、エポレット、フラップ、マルタンガル、エスカッション、フリンジ、ノンシャランス、全部ご存じですか?
イギリス紳士が馬車で移動するくせに、傘を持たなきゃならなくなった理由を知っていますか。
男性のファッションについて、もう少し知っておいて損はないです。

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お洒落とは?

 良いものを選んで楽しむことが贅沢。気分や装いに合わせて違うルックスで着こなすことが大切。何から何まで買うことではない。ゴージャスでエレガントな真の上流人は自分らしさの表現が上手とされている。
個性を磨くこと、自分のテイストをよく理解することが大事。
パーソナル・スタイルとは、自分にとって上質なものとは何かを問いつづけること。お洒落がうまくても、大切な友人に上質な贈り物ができないようではバランスが悪い。

お洒落の原点

 自分を美しく見せ、他人にも心地よさを与えること。連れとクラスを合わせない装いはちぐはぐである。

エレガンス

 さりげなさに包まれたゆとり。他人の目を気にする必要はない。服にも小物にもクォリティに絶対妥協しないこと。ハイ・クォリティなものは人に自信を与える。常に最高のクォリティを追求するべき。財力が乏しいと難しいが。安いからとたくさん買うのではなく、質の良いものを年にひとつでも買うようにしよう。

ワードローブ

 ベーシックなものを70%、流行のものを30%にすると最高。
色は幸せの5色(黒・濃青・茶・グレー・ベージュ)を中心に揃える。

ビジネスシューズ

 ホテルマンは客の靴と時計を見る。デザイン過剰なロングポイントやコンフォートシューズは履かない。
リーガルシューズ、チャーチ、オールデン、フローシャイムなど。フォーマル度は靴と一致する。
靴底の減り具合にも気を配ろう。磨くのはもちろん。できる女性は意外と男性の靴を見る。

トレンド情報

 ビジネスマンにパリやミラノのファッショントレンドは不要。テレビのCMを参考にする。
アイドル系ではなく自分に近い年齢の俳優やモデルの服装を見る。
ブランド店舗のウインドウ・ディスプレイを見てイメージを掴み、財布に合わせた価格帯の店を探してみる。
類似商品は意外と見つかる。ファッション誌は詳しい人向けに書かれているためわかりやすいとは言えない。

ロイヤル・ワラント

 イギリス王室御用達。テトリー&バトラースーツ、ジョン・ロブのシューズ、ハーヴィー&ハドソンのシャツ、ジェームズ・ロックの帽子など。日本だと「皇室御用達」か。

ビスポーク

 特別仕立品。

ボウ・ブランメル

 19世紀イギリスのモード界の花形。「身だしなみが完璧であるためには、人目を引いてはいけない。」
見せびらかしを目的とした装いは見苦しい。自分に自信があれば複数のブランド品で飾り立てる必要はない。
何から何までそのブランドで統一できるなら、それも結構だが。

ポーターさん
 パリのリッツホテルでルイ・ヴィトンのケースを大小8個くらい載せている台を見た。数カ月船旅でもしてきたのかと思うが、あの荷物でリッツに何泊もできるならそれはそれで立派。船旅はドレスコードが毎日あれこれと設定されるので、どうしても荷物が増えるのだ。靴と帽子も合わせねばならないし。

地方のホテルで「おれの荷物を運ばない」とフロントで声荒げる男性がいたが、荷物を運ぶのはそもそもポーターの仕事で、フロントではない。フロントでいちいち席を外していたらチェックインやチェックアウトが滞るではないか。そのくらい頭が回らないような方は「旅行馴れ」「ホテル慣れ」しているとは言わない。大した荷物もなさそうだったし。

ソリッド

 無地の織物のこと。

着こなし

 布、金属、皮の3つをうまく使いこなす。貴金属と靴、鞄のバランスが大切。鏡から1.5m以上離れて見る。
ポケットが下だと背が低く見えるので、ウェストあたりがよい。ボタンの位置も高めがよい。
特殊なデザインは避け、完全なフォルムのものを捜す。

欠点カバー

 背の低い人は人目を引く色はなるべく上に持っていく。パンツや靴に柄や色物は持ってこない。
1~2色の濃淡で揃え、首のあたりにポイント・カラーを。

上着

 肩幅が合うサイズのものにする。上着は肩で着る。一番下の釦(ボタン)は止めない。丈はお尻がぎりぎり隠れるくらい。
釦を止めたとき背中や前に不自然なシワができないもの。袖の長さはシャツが1.5㎝見える長さにする。
シャツの襟も1.5㎝見えるのが適切。

パンツ

 ベルトなしで履けるのがジャストサイズ。

ビジネススーツ

 後退色とする。ブラック、チャコールグレー、ネイビー。最初のスーツはグレーがいい。
階級の違いは服にも靴にもある。能力はすぐに変えられないが、服装はすぐに変えられる

姿勢

 いい物を着ても姿勢が悪いと台無し。姿勢と視線には明確な相互関係がある。
うつむきがちな人は心がけて上を向く。年齢がいくとうつむき加減になりがちだ。

めがね

 装飾の少ないベーシックでシンプルな形を選ぶ。めがねばかりが目立つデザイン、奇を衒ったものは避ける。
顔の形に合わせて選ぶ。

ネクタイ

 真ん中にディンプル(えくぼ)を作る。無地は合わせやすく重宝する。
ネイビー、グレー、ボルドー、ベージュから選ぶ。細かい水玉、小紋柄、スラトイブ柄などもあるといい。

服装の優先順位

 信頼感、好感度のために装う。体型に合ったものにするだけでも印象が変わる。これ見よがしなブランドロゴマーク、金ぴか時計はビジネスには向かない。パーティー用とする。

ビジネスバッグ

 フォーマル度が高いのはレザー素材にメタル付属のかっちりしたもの。エッティンガー、グローブ・トロッター、エルメス、バレクストラ、グッチ、ハートマン、ゼロ・ハリバートン、日本ではACEなど。
機能性、耐久性も大切だが鞄自体が重いと負担が大きくなる。

TUMI

 1980年代アメリカから普及した硬質ナイロン素材のビジネスバッグ。カラーはブラック中心。

カラーナイロンとレザーのバッグ

 1990年代からプラダ、オロビアンコもビジネスバッグとして定番になった。
しかしカジュアルといえどもカラーは3色以内とする。スーツや靴の色に合わせる。

  • 紡績糸(木綿、羊毛): 短い繊維が撚りによって互いに押し付けられ長い糸になる。
  • フィラメント糸(絹): 撚りかけしなくても初めから長い。

紡績(spinning)

 短繊維から糸を作る工程。短繊維(ステープル)から紡績糸(ステープル・ヤーン)を作り、長繊維(フィラメント)から長繊維糸(フィラメント・ヤーン)を作る。

紡糸

 繊維を作る工程。合成繊維のステープルが木綿、麻、羊毛等と混合されたものを混紡糸と呼ぶ。

番手

 1番手とは1ポンド(453g)の糸が840ヤード(768m)のこと。80番手とは840×80で1ポンドの重さで長さ61,440mある糸のこと。細くて長い。

デニール

 糸の太さの単位。高くなるほど糸が太くなり、サポート力も増す。10~15デニールが普通。
140は病人用。20~70デニールもある。パンスト( 英語ではpantyhose)によく書いてある。

地の目

 地の目が正確な服は長持ちする。地面に垂直にして地の目が合っていれば安定している。無地だとわかりにくいが、注意してよく見てみよう。

比強度(N/tex)

 1N/texとは長さが約100㎞になるまで自重では切れない繊維。ニュートンは力の大きさ、texは繊維の太さに比例する。通常の繊維は0.2~1、ピアノ線で0.3、ガラス繊維で0.9、高強度繊維は4.0位。
強度が大きいほど小さい断面積で済むため製品を小さくできる。「軽いのに強い」は送電線、海底ケーブル、ロボット、建築物に使うとき有利。

 原料となる植物は60種類を越える。組織を水に漬けて腐らせ残った繊維を利用するのをレッティングという。
亜麻(リネン)、苧麻(ラミー)、大麻(あさ)、洋麻(ケナフ)、科(しな)、楮(こうぞ)など、マニラ麻、パイナップル麻など。極めて硬く曲がりにくい。水に濡れても丈夫で伸びず撓みにくい。
肌に密着せず清涼感がある。湿気や水を吸いやすいため夏の衣服に用いられる。
亜麻布はエジプトで8,000年前から織られていた。

カシミヤ

 「繊維の女王」と呼ばれる。保温性に優れる。インドのカシミール地方のカシミヤ山羊に由来する。
厳しい気候を生き抜くため外側まで伸びる太い刺毛(hair)と内側の繊細で柔らかい産毛(fleece)が共生している。
春の終わりに脱毛期に入るがこの時期に櫛で産毛を梳き取る。これがカシミヤの原料となる。
直径15ミクロンと細くスケールも羊毛と比べはるかに繊細。1頭当たりの採毛量は250グラムと少なく貴重なため、高価となる。

その他毛織物

 モヘア、アンゴラ、アルパカ、ビクーニャ、ミンクなども光沢があり、軽く、保湿性があるため高級で人気も高い。

 天然繊維で唯一長く連続した繊維。蚕が作った繭の糸は約800~1,500メートルにも達する。繭のセリシンを熱湯で緩め7~10個の繭から曳きだした繭糸を平行に引き揃えて1本の糸にするのを操糸という。この操糸から作られたのを生糸という。光沢は繊維断面の形状が丸みを帯びた三角形であるため、光が当たるとプリズム効果で光を反射するから。繊維が細いため肌触りが良く保湿性が高いため静電気が起きにくい

しかしタンパク質なので紫外線で表面劣化して黄ばむ。また水や汗に弱くシミができやすい
また繊維が細いため摩擦にも弱い。主成分フィブロインは18種類のアミノ酸からなり、ヒトの皮膚の成分に似ている。繭から糸を取り出すのを製糸という。まず繭を乾燥させ乾繭(かんけん)にする。
これを良い繭と生糸に適さない繭とに分けるのを選繭(せんけん)という。生糸にするのを上繭、はねられたものを下繭(げけん)という。
品種や産地の違う複数の種類を混合し均質化を図ることを合併という。その繭を90℃のお湯にいれ繭糸の接着を緩めるのを煮繭(しゃけん)という。索緒(さくちょ)箒により糸口を引き出しまとめて1本のフィラメントにするのを操糸という。

合成繊維

 生産速度は100メートル/秒。蚕の吐糸速度の1万倍、羊毛や綿の成長速度の100億倍速い。
安価な石油や天然ガスで大量に生産でき、広大な牧場や綿花畑を必要としないため。

炭素繊維

 原料の違いによりPAN系(1959年大阪工業試験所で発明)とピッチ系(1970年呉羽化学工業で工業化)がある。PAN系はポリアクリロニトリル繊維を蒸し焼きする。ピッチ系はコールタールを原料とする。
高温で焼き固めているため金属と比較して比重が小さい割に硬く強い。表面に傷がつくと切れやすくなるため単独ではなく繊維の強化材料として使用される。

PAN系は強度があり弾性率が高いため航空機、ゴルフのシャフト、釣り竿、ラケットなどに使われる。
ピッチ系は熱・電気が伝わりやすく温度変化しても膨張率が低い、酸や塩基に触れても分解しにくい、摩擦が小さく滑りやすいなどの特徴があるため、リチウム電池、燃料電池の電極、電波遮断剤などに使用される。

クリンプ

 保温効果を高めるため、手触りを良くするため敢えて繊維にうねりをつけること。

捲縮加工

 ストレートな繊維にカールをつけること。代表的な方法は仮撚り。

織物

 基本は平織り、綾織り、朱子織りの3種類。

  • 平織り:ブロード、タフタ、キャンバス、ジョーゼットなど。
  • 綾織り:デニム、サージなど。
  • 朱子織り:サテン、ドスキン、ダマスクなど。

ニット

 編物。横をコース方向、縦をウェール方向という。

不織布

 繊維をシート状に形成し交絡、接着、溶着させたもの。マスクや服の芯地、フィルター、濾過材、車の天井材などに使用される。織物、編物に比べ生産コストが安い。

染色

 後で染めにくい繊維は原料に混ぜ込んで紡糸と同時に着色(原液着色)する。織物・編物になってから染めるのを後染めという。衣服などに成形した後染めるのを製品染めという。
天然繊維には染色の妨げになる不純物が多く含まれているためアルカリ、石鹸、合成洗剤、酵素などで除去(精練)する。

染色法

 浸染と捺染(プリント)がある。染料だけでは綺麗に染まらず媒体(水、デンプン糊)や助剤(無機塩、界面活性剤)が必要。

防汚加工(SR:Soil Release)

 繊維をフッ素化合物で覆うこと。水分も油分も弾かれる。

各種加工

 透湿防水加工、抗菌加工、抗アトピー加工、紫外線カット加工、遠赤外線加工などがある。

紅下の黒

 紅花から採った紅で染めてから黒く染めると見事な漆黒になる。

ルージュ(rouge:red)

 赤い染料は高価だったため中世には高貴な色とされ、貴族階級にしか着ることが許されなかった。

ガランス(garance:madder)

 茜草の根から採った赤い染料。やや沈んだ赤。フランスの軍隊で1835~1915年まで騎兵や歩兵のズボン、キュロット、胴服に用いられた。

エカルラート(ecarlate:scarlet)

 鮮やかな赤。日本の緋色。臙脂虫やコチニールで染められた。教皇に次ぐ枢機卿の服の色

マンダリーヌ(mandarine:mandarin orange)

 中国清朝の官吏が身につけていた服の色に由来。

ペーシュ(péche:peach)

  桃の花ではなく果肉の色。日本の桃色よりベージュに近い。

オロール(aurore:dawn glow)

 元はローマ神話の夜明けの女神アウロラ(オーロラ)に由来する夜明けの空の色。アウロラは薔薇色の肌、ブロンドでアポロンの妹。淡いピンク色。

ローズ・ドゥ・マルメゾン(rose du malmaison:malmaison rose)

 マルメゾンはパリ近郊のジョセフィーヌの宮殿。彼女は薔薇蒐集に情熱をかけ250種類を集めた。

オルセーユ(orseille:litmus pink)

 リトマスゴケのピンク。リトマス試薬の他、かつては羊毛の染色にも使われた。

フォー・ブラン(faux blanc 英語ではoff white)

 黄みがかった白。フォーは「間違った、本物でない」の意味。

ベージュ・シャネル(beige Chanel:Chanel beige)

 グラン・マドモアゼルと呼ばれたココ・シャネルに因む色。1920年代、黒とベージュを基調としたシックで実用性と機能性を備えたチューブ・ラインのドレスを発表、モード界をリードした。

ムロン(melon:melon)

 ギリシャ語の「りんごのような瓜」が語源。黄味の強いオレンジ色。

ヌガー(nougat)

 フランスの伝統的ソフトキャンディーの茶色。
メレンゲを加えて軽い食感にした白いヌガーはヌガー・モンテリマールという。

ジョーヌ・プランタン(jaune printemps:spring yellow)

 春の黄色。南仏プロバンスでは2~3月ミモザのレモンイエローに染まる。

クレーム(crème:cream)

  牛乳の脂肪質。カスタードクリームのような薄い黄色。日本でいう蒸し栗色。

ヴァニーユ(vanille:vanilla)

 ラン科の常緑蔓性植物から抽出される香料。

ミエル(meil:honey yellow)

 蜂蜜色。透明感のある黄褐色。蝋燭の原料である蜜蝋を採るため、修道院などで養蜂が盛んに行われた。

サーブル(sable:sand)

 砂色。明るいベージュ。灰色がかった黄色。

カフェ・オ・レ(café au lait:white coffee)

 濃いめの珈琲と熱い牛乳を同量、同時に注いだもの。淡い褐色。
フランスではカフェ・オ・レと呼ぶのは朝食時のみで、それ以外はカフェ・クレームという。

ブトン・ドール(bouton d’Or:buttercup yellow)

 金のボタン(キンポウゲ)のこと。多年草で黄色い五花弁をつける。

マロン・グラッセ(marrons glacès:marron glace)

 バニラの香りをつけたシロップ液に栗の実を漬け込み加熱して煮詰めたフランス菓子。明るい黄褐色。
アレキサンダー大王が妻ロクサーネのために作ったのが始まり。ヨーロッパでは永遠の愛を誓う贈り物

マロン・フォンセ

 イタリアの黒っぽい茶色。日本では媚茶。

カラメル(caramel:caramel)

 黒褐色。語源はポルトガル語の「甘い物」。

タバ(tabac:tobacco brown)

 ナス科の多年草、タバコの葉を乾燥させた色。
カトリーヌ・ド・メディチが嗅ぎタバコとして用いたことから宮廷で流行した。属名のニコチアナ・タバカムはフランス外交官で初めてタバコを伝えた人物に因む。

レグリス(règlisse:licorice)

 マメ科の多年草、甘草の根の色。暗褐色。

四十八茶百鼠

 「茶色には48色、グレーには100色もある」の意。日本も結構色にはうるさい。

カーキ色

 ヒンズー語の「土色」の意。白の軍服をコーヒーとカレー粉と桑の実を混ぜた汁で染めたもの。

ヴェール・アンピール(vert empire: empire green)

 ナポレオン皇帝の緑。第一次~第二次帝政時代流行した。政務室の装飾や内装に多く使われた。

マント(menthe:mint green)

 シソ科の多年草ミント(薄荷)の葉の色。学名のメンタはギリシャ神話のニンフ(メンテー)に由来する。
淡い青緑色。

シノープル(sinople:green)

 紋章の緑色(vert)。ラテン語の「緑色の」を意味する語を元とする。フランスの紋章学では1415年以降シノープルと呼ばれていた。紋章の色は原色、金属色、毛皮があり、戦場で識別するため色数は限られていた。

ヴェール・ムース(vert mousse:moss-green)

 苔のややくすんだ緑色。

アプサント(absinthe:absinthe green)

 キク科の多年草ニガヨモギの葉に香料を加えたリキュール、アブサントの色。薄い緑色。
アペリティフとして飲まれた。アルコール度数が高く安価であったので19世紀末の芸術家たちに愛され広まった。

パルム(palme:palm green)

 ヤシ科の常緑高木、棕櫚(ナツメヤシ)の葉の色。西洋絵画では勝利、殉教を象徴する。

ヴェール・オリーブ(vert olive: olive green)

 暗い黄緑色。モクセイ科常緑高木オリーブの実の色。瓶詰めの実の色はオリーブ・ブラウンという。

エピナール(épinard:spinach green)

 アカザ科ホウレンソウの葉の色。ヨーロッパでは葉を1枚ずつ重ねたものを目方で売っている。

マラキット(malachite:malachite green)

 孔雀石の鮮やかな緑色(マラカイト・グリーン)。古代エジプトから目を守るまじないとしてアイラインを引くため使われていた。

サパン(sapin:fir green)

 マツ科常緑針葉樹のモミの木の葉の濃い緑色。ヨーロッパでは神聖な木とされる。ゲルマン民族は四季を通して緑の葉をつけるモミの木を闇と死と寒さを支配する世界に希望と堅実さを象徴するものとして崇拝した。

ブルー・シエル(bleu ciel: sky blue)

 空の青。シエルは空、天界の意味。

パステル(pastel:woad blue)

 最も古い青。アブラナ科の多年草大青(だいせい)に由来する。葉にインディゴを含む。薄い青しか採れないため17世紀になると鮮やかなインディゴが輸入され大青は用いられなくなった。

ブルー・ドゥ・シャルトル(bleu de Chartres:Charters blue)

 ブルージュ大聖堂の赤と同じくらい有名なシャルトル大聖堂のステンドグラスの青。173個のステンドグラスがアーケードと高窓に填め込まれ薔薇窓は特に美しいとされている。

チュルコワーズ(turquoise:turquoise blue)

 トルコ石のブルー。銅による発色。魔除けの効能があるとして珍重された。

ブルー・アジュール(bleu azur:azure blue)

 アジュールは中世ラテン語からロマンス語で「青」。アラビア語では瑠璃(ラピスラズリ)に由来する空色。

ブルー・ミヨゾティース(bleu myosotis:myosotis-blue)

 ムラサキ科の多年草勿忘草の花の薄い青色。ギリシャ語の「ハツカネズミの耳」に由来する。「Ne Moubliez Pas」ヌ・ムーブリエ・パ(忘れないで)。真実と友愛の象徴の花。

ブルー・ゴロワーズ(bleu gauloises:gaulois blue)

 ゴロワーズは1910年発売のタバコ。ジタンと並びフランスのポピュラーなブランド。ゴロワーズは「ゴール人の女」の意味。ゴールはフランスの古名。

ブルー・ジタン(blue Gitanes:Gitanes blue)

 ジタンはスペイン語で「ジプシー女」。1947年に青い背景の中で扇を持った踊り子が踊るデザインで有名。

ブルー・ベベ(blue bebe:baby blue)

 男の赤ちゃんを包む服の色。淡く明るい青。イタリア語では子どもを意味するバンビーノがこの色のこと。男の子にブルー、女の子にピンクを着せるのはイギリスの習慣で、フランスの母親は女の子に聖母マリアの色ブルーを着せる。

アガト(agate:agate)

 瑪瑙の碧玉の色。暗めの青。語源はシチリア島のアカート川。

イアサント(hyacinthe:hyacinth)

 ユリ科多年草のヒアシンスの花の色。ギリシャ神話ではアポロンに愛された美少年ヒアキントスがアポロンの投げた円盤が額に当たり死んでしまった。このとき地上に流れ出た血の中から咲いたとされる紫色の美しい花。

イリス(iris:iris)

 アヤメ科アイリスの花の色。語源はギリシャ語の「虹」。エジプト王トトメス三世がシリアから持ち帰ったとされる。古代ギリシャ、ローマでは香水の原料に使われた。アイリスを紋章化したフルール・ド・リスはグロービス王が使って以来フランス王家の紋章だった。

ブルーエ(bluet:cornflower blue)

 キク科一年草の矢車菊の花の濃い青紫色。属名はギリシャ神話のケンタウロス族のひとりがヘラクレスに謝って射た矢がこの花弁に似ていることに由来。ナポレオンがプロシアに侵攻した際、難を逃れた皇子たちを皇后がこの花で冠を作って慰めた。後に孫のウィルヘルム一世がこの花を紋章に採り入れドイツの国花とした。

パンセ(pensée:pansy)

 スミレ科の三色スミレ(パンジー)の青紫色。語源はフランス語の「考える」に由来。花が下を向き物思う姿に見えることからついた。パスカルの著作のタイトルとしても有名。

グロゼーユ(groseille:redcurrant)

 ユキノシタ科スグリ属の総称、セイヨウスグリの実の色。赤褐色。

ローズ・サンローラン(rose Saint-Laurent:Saint-Laurent pink)

 イブ・サンローラン(1936~2008年)のブランドのイメージカラー。スポーティでエレガントな作品で「モードの帝王」と呼ばれた。

ヴィオレ・デヴェーク(violet d’eveque:biship purple)

 デヴェークはカトリックの枢機卿に次ぐ高位聖職者の司教。司教が公式に着用する衣服の濃い紫色。

マジャンタ(magenta:magenta)

 マゼンタはフクシンの染め色。鮮やかな赤紫。1856年フランス軍がイタリア北部のマゼンタでオーストリア軍と戦い勝利した年に発見された色。

リュビ(rubis:ruby)

 紅玉の色。酸化アルミニウムの結晶鉱石で赤いものをいう。語源はラテン語の「赤」。中世にはロマンスの象徴とされ、女性が愛する騎士にルビーを贈った。

リ・ドゥ・ヴァン(lin-de-vin:lees of wine)

 リは糟、ヴァンは酒の意味。葡萄酒醸造のときにできる酒粕。モーブがかった赤い色。ワインレッド。

アマラント(amarante:amaranth)

 ヒユ科の一年草、鶏頭の花の色。属名はギリシャ語の「燃える」から来た。ビロードのような赤い深紅色をいう。かつてこの花は不死の象徴だった。

グリ・シャルボン(gris charbon:charcoal gray)

 黒に近い灰色。シャルボンは石炭、木炭。日本では消炭色。

ビスキュイ(biscuit:biscuit)

 ビスケットの色。語源はラテン語の「二度焼き」。パンを保存するため薄く切りもう一度焼いたのが始まり。後に砂糖を加えて大量生産された。

グレージュ(grège:grege)

 生糸色。未加工、未漂白の天然繊維そのままの色。1679年に生まれた色で1928年から英語でも使われるようになった。

イヴォワール(ivoire:ivory)

 象牙色。薄い黄白色。象牙はローマ時代から装飾品に使われていた。

ノワゼット(noisette:hazelnut)

 熟したハシバミの実の色。カバノキ科の落葉低木。ナッツとして生食の他、食用油にされる。ギリシャ神話の幸福・富裕の神ヘルメスはハシバミの杖を持っている。中世ではこの枝を鉱脈や水脈発見の占いに用いた。

シャテーニュ(châtaigne:chestnut)

 栗色。栗の実はマロンというが、果皮の色はシャテーニュという。

テール・ドゥ・シエーヌ・ブリュレ(terre de Sienne brûlée :burnt Siena)

 焦げたシエナの土の色。ここで採掘された顔料は美しいことで有名。イタリア中部トスカーナ地方の古都シエナは12~14世紀に繁栄し、シエナ派と呼ばれる画家たちが活躍した。

ショコラ(chocolat:chocolate)

 メキシコ先住民が飲んでいたチョコラトルコ(苦い水)が語源。コロンブスがカカオ豆をヨーロッパに伝え、1828年バン・ホーテンがココアを完成させた。

カネル(cannelle:cinnamon)

 クスノキ科の常緑高木肉桂の樹皮の色。薬や香辛料とし、葉からは香水を作る。語源はギリシャ語で「巻く」と「申し分ない」。

ブラン・ドゥ・ロワ(blanc de Roi:royal white)

 王の白。白はブルボン王朝の白百合の紋章に由来する。国旗の白も王家を表す。

サーブル(sable:black)

 紋章の黒。戦場で識別できるよう、オール(金)、アルジャン(銀)、アジュール(青)、ギュールズ(赤)、パーピュア(紫)、ヴァート(緑)、セーブル(黒)、アーミン(白貂)ヴェア(栗鼠)の9色に制限されていた。

生地

ウール

 しっかり握ってコシがあるかどうか確かめる。

 後ろ結びは元禄以降。それまでは娘は後、既婚者は前か横だったが、不自由なのと見た目が良くないので後になった。老女と遊女だけに前帯が残った。
お太鼓は江戸後期、亀戸天神の太鼓橋再建に因んで(1817年)路考結びをお太鼓と言うようになった。

ヴィエラ

 薄手のフランネル。ウィリアム・ホーリンス商会(アメリカ)の商標。

綿

 葵科族のワタから作られる。特にワタの実から採ったものから作られた繊維を木綿という。朔果(果肉が発達せず水分の少ないもの)が成熟すると裂けワタが飛び出す。

エジプト綿

 ナイル川流域で栽培され、繊維が長い優良綿。シーツは柔らかく輝きがあってひんやりして心地よい。シャツにすると夏はさらさら、冬は暖かく病みつきになる。

ピリング

 毛羽が毛玉を作る現象。衣料の概観を著しく低下させる。

タンニング

 革をなめす作業。いい水が必要。なめし業者をタナーという。

スウェード

 スウェーデンで開発された特別のなめし方。極上の子羊の革を滑らかにしたもの。

カットソー

 編地を裁断・縫製して作った製品のこと。ソフトな仕上がり。

ヘリンボーン

 杉綾。鯨の骨を並べたような柄。

サーモクロミック衣料

 温度で色が可逆的に変化する。マイクロカプセルに染料、発色剤、消色剤を封じ込め、樹脂に混ぜて布にコーティングしている。高温では消色剤のために発色剤と結合できないので本来の色だが、降温すると消色剤から解放されて染料と発色剤が結ばれ第2の色になる。
スキーウェア、ランプシェード等に使われている。

ファスト・ファッション

 最新流行のアイテムを低価格で提供するファッション・ブランドのこと。
アメリカのGAP、日本のユニクロ、スペインのZARA、スウェーデンのH&M等を指す。

アモルファス

 ある物質が融点を超えて冷却されると結晶化し固化するが、冷却を早めると結晶化せず固体化する。
この固くなった液相状態のこと。ガラスは固体ではなく、アモルファスである。

クラン・タータン

 スコットランドのチェック柄。氏族によって配色や格子の大きさが違う。

ボーダー

 横縞のこと。

ボタンダウン・シャツ

 衿先をボタンで留めたシャツ。イギリスのポロ選手にヒントを得て、ブルックス・ブラザーズ社が考案したもの。

カーディガン

 カーディガン伯爵がクリミア戦争で身に纏ったのが始まり。ウールのケープにボタンを付け、ひらひらするのを抑えた。

カシミア

 山羊1頭から年間200gしか取れない。軽く滑らかでウールより密度が高いので、暖かいが、型崩れしやすく縮み易い。ズボン等動きの激しいものには向かない。

牛革

  •  カーフ: 生後6ヵ月以内の牛革
  •  キップ : 6ヵ月~1年
  •  ブル: 2年以上

 表を銀面、裏をスウェードという。銀面の表面を削ってビロード風にしたのがヌバック(銀ズリ革)という。
熱に弱くかびやすい。

天然皮革の鞣し(なめし)

 動物の皮はコラーゲンという繊維状のタンパク質でできている。コラーゲンは棒状の物質で、3本の鎖が絡み合った三重螺旋構造が基本の微細繊維(フィブリル)になっている。これが更に束になっていて、太い繊維束(ファイバーバンドル)を形成している。光沢のある銀面層と裏面の網様層ができる。手間暇のかかる行程。

  •  塩漬けか乾燥:乾燥させるか塩漬けにする。
  •  水漬け:汚れ、塩分を除いて水分を補う。
  •  裏打ち: 皮の裏側の脂肪や肉片を剥ぐ。
  •  脱毛、石灰漬け:石灰液に漬け込み、毛や表皮を溶かし、皮の繊維を解す。
  •  脱灰、ベーチング:石灰を薬品で取り除き、酵素で皮を柔らかくする。
  •  ピックル:クロム鞣し剤がよく浸透するように予め酸に漬ける。
  •  クロム鞣し:鞣し剤を使って柔軟で強度のある丈夫な皮にする。
  •  脱水、調整:脱水し、厚みを整え、染料が染み込みやすいように酸を中和する。
  •  染色、加脂:染色し適当な油分を与え、柔らかさを調節する。
  •  仕上げ:柔軟加工等を行い、スプレーや手塗りで着色する。

 週に1度すべての靴を磨く。シューキーパーを入れて踵の減り具合もチェックする。
出張にはシューバッグに入れてスペアも1足持って行く。たくさんの靴を毎日履き替える方が傷みが少ない。

トレンチ・コート

 第一次世界大戦にイギリス陸軍が塹壕(トレンチ)戦に着たのが始まり。肩に肩章(エポレット)、右胸にストーム・フラップが風雨を避ける当て布として付いている。水が染みないよう背ヨークは2重で腰ベルトに手榴弾を吊るすDリングが付いていて、ダブル・ブレステッドで丈が長い。
布地はコットン・ギャバジンの防水加工、この頃からアクアスキュータムが作っていた。

コート

 ローデンコートは緑が1番。紺やベージュのオーストリア製も人気。オフィスにもミサにも狩猟にも着ていける。レイン・コートはバーバリーに限る。オーバーはウールかカシミアのもの。
ブルゾンにはマフラーと鼈甲フレームの眼鏡、コーデュロイのパンツ、スポーツ底のウェストンの靴を合わせる。
ウィークエンドの公園や広場で多く見られる。イギリスの場合だが。

マルタニガル

 コートやジャケットの背中に付いているハーフ・ベルト。何の実用性もないが、ウェストより高くついていると後姿が美しく見える。

ダンガリー

 薄手デニムシャツのこと。爽やかなブルーで若々しい。

チロリアン・ジャケット

 丸首のカジュアルなジャケット。端やポケット口をテープで縁取りしたもの。

フィッシャーマン・セーター

 油を抜かない太い生成り糸でざっくりと編まれ、凹凸のある模様のセーター.

ヘンリー・ネック

 丸首のTシャツに前開きを付け、ボタンで留める襟の形にしたもの。

ステンカラー

 和製英語。バルマカーンのこと。

モノクル

 片眼鏡のこと。

オーモニエール

 ポケットができる前の布か革の小袋。男女とも使った。

エンブレム

 ドイツ語のワッペンに当たる。大学や高校の指定のスクール・タイやエンブレム、ブレザー、ボタン等を揃えて買う。社会人になっても様々なクラブのものを揃える。
イギリス人は母校や家柄を象徴するエンブレムを大切にする。ジャーミン・ストリートのT.M.ルウインというネクタイ屋で買い物する。

紋章

 クレスト(頂飾り)、クラウン(王冠)、ヘルメット、エスカッシャン(盾)、ガーターベルト、サポーター(支えの動物)、コンパートメント(台座)、スクロール(家訓を書き込むもの)の8パーツで構成されている。一般のものはエスカッシャンだけが多い。

パジャマ

 オーダー・ワイシャツの店で注文する。値段はワイシャツ2枚分でできる。寸法に過不足なく洗っても型崩れしない。

ゴルフ・シューズ

 木型か新聞紙を必ず入れて型崩れを防ぐ。フリンジ(砂除けの飾り房)付きのグローグ(小さな飾り穴が美しく並んだ靴が伝統のデザイン。

ビブラム・ソール

 ラギッド・ソールのこと。ビブラム社(イタリア)の商品名。靴底にはっきりとした波型のあるもの。

 トップハットはビーバーの毛皮を使っていたが、やがてシルクで代用するようになった。
このシルクハットは実に雨に弱かったので、絶えず傘を持つ必要が生じた。把手をクルック、この下にある金色の小さなバンドをカラーという。極上物ならこれが18Kだった。名を刻む場所はここ。スティックにランスウッドが使われていれば完璧。槍の材料とされた丈夫で軽くぬれても狂いのない木。ロンドンのピカデリー185番地のスウェイン&エイドリー(元トーマス・ブリッグ社)で売っている。

時計

 1364年シャルル5世が公共用大時計をドイツの名時計師ハインリヒ・フォン・ヴィックに作らせた。
しかし5から1を引いて4にするⅣは縁起が悪いとⅡⅡにした。いまなお時計の文字盤にはⅡⅡが残っている。

マヌカン

 社会的に認知されるようになったのは20世紀始め頃。それまではオートクチュールの客とははっきり区別され、ぴったりと肌を覆う黒いデシンの下着を着なくてはならなかった。

アバンギャルド

 前衛、先駆けの意。奇抜なデザインを指して言う。

グランジ

 貧乏ルックのこと。

キッチュ

 ごてごてしたもの、けばけばしい色、装飾過多な安物のこと。

プレタ・ポルテ(prêt-à-porter) 

 既製服のこと。英語ではready to wearとなる。

ラフィネ(refine)

 「上品な、洗練された」の意。ハイソサエティ、アッパーに変わる表現。

Les belles dames

 「上流のエレガントな婦人」の意。女性に対する最高の賛辞。

ノンシャランス

 フランス語で「拘らないこと」の意。粋の到達点。わざとらしさのない自然な振る舞い。

アンダー・ステートメント

 完璧なファッションにせず、一部を未完成にするお洒落。ごてごてしたのはオーバー・ステートメント。

サイドクリース

 ジーンズや礼服のパンツのように縫い目がサイドにあるもの。

ミラネーゼ

 サカムポロ(イタリアの布地屋)で布を買って来て、サルタに頼むか、自分で仕立てる。

バーゲン(サルド)

 イタリアでは1月7日~3月7日、7月10日~9月10日と決まっている。

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