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食道ガン:あまり聞かないけれど、なぜなるの?治療法、予防法は?

 
食道の構造
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「~ガンで亡くなった」と聞くと、知り合いでなくても、「ガンは怖いな」と思いますよね。しかも種類が多いから即どんな症状が出るとか、治療法はどうとか、頭に浮かびませんね。私はすぐに調べます。
死は平等です。どんな大金持ちでも独裁者でも死なずに済むヒトはいません。
ですが、痛い思いはなるべくしたくないのです。検査や治療も痛いですから・・・。
ではどうしたらいいのでしょうか。

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食道

首から腹部までの25㎝ほどの臓器。心臓や肺と接している。リンパ管が発達した臓器であるため、かなり早期のうちからガン細胞がリンパ節転移をしやすい。
ガン細胞が血管内に入った場合には血行性転移として肺、肝臓、骨に転移しやすい。
病期(ステージ)はTNM分類が用いられる。

✿アイキャッチ画像は国立がん研究センターの「食道がん」リーフレット3ページより抜粋させていただきました。
https://ganjoho.jp/public/qa_links/brochure/pdf/102.pdf

食道がんの現状

食道がんは食道の粘膜から発生する悪性腫瘍。食道がんは主に扁平上皮がん腺がんの2種類がある。
日本では90%が扁平上皮がんである。腺がんは逆流性食道炎、それが進んだバレット食道からなる場合が多く、欧米ではこちらが半数以上を占める。リスクファクターは下記の表のとおり、若干異なる。

扁平上皮がん は飲酒と喫煙の影響が最も大きく、両方となると更にリスクは高くなる。
生活習慣に心当たりがある方は内視鏡検査を受けることが望ましい。バリウムによる胃ガン検診では発見が難しい。

術後合併症

消化器外科手術の中でも最も侵襲が大きい。術後合併症が40%(最も多いのは肺炎15%)あり、肺炎の他、縫合不全、反回神経麻痺(声帯麻痺)が見られることもある。 肺炎の併発予防には口腔ケアが欠かせない。

2005年~2015年のがん研有明病院では術後30日以内の死亡が0.5%、在院死亡率1.6%、在院死亡率は1.0%だそうである。

また手術後には切除した食道の代わりを胃が行うため、一度にたくさんは食べられなくなる。また夜間に胃液などの逆流を起こせば誤嚥性肺炎になる可能性があるため、胃酸の分泌を抑える薬の服用が必要となる。
声のかすれや嚥下障害( 飲み込みにくさ )が出る場合もある。

誤嚥性肺炎についてはこちらも→ 肺炎:COPD、間質性肺炎、鳥のせいで肺ガンになるって本当なの?

原因

どちらにも共通するのは喫煙である。吸った煙は口から肛門まで消化管を通っていく。ダメージを与えるのは肺ばかりではない。また食べ過ぎ、飲み過ぎもよろしくない。

がん研有明病院より転載→ https://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/esophagus.html

口腔ケア

ICUでの口腔ケアは歯ブラシ、スポンジブラシ、保湿ジェル、吸引器など施設によって異なる。頻度は何と3~4回/日だとのこと。

治療法

初期で表在型ならば内視鏡的治療が可能。切除できる部位、ステージなら外科治療(8~10時間もかかる!)が選択される。
外科手術が適さない方には放射線治療、化学療法、緩和治療があり、これらを組み合わせた集学的治療がなされる。

抗ガン剤

投与できる抗ガン剤はシスプラチン(~プラチンというのはプラチナ製剤)、5FU、ネダプラチン、ドセタキセルなどしかなく、ガンの大きさが半分以下になる可能性は50%以下と残念ながらあまり効果的とはいえないが、放射線治療(リニアック)と組み合わせればもう少し効果が見込める。ニボルマブが使われることもある。

抗ガン剤の点滴は週5日を6週間のサイクルで行う。入院が必要。放射線治療(約5分)のみであれば通院が可能。
効果の高い分子標的薬が開発、発売されるのが待たれる。

手術後

入院中は肺炎に注意しなければならない。また口腔ケア、嚥下リハビリがなされる。

退院後も栄養指導がある。また再発防止のため定期的に血液検査、CT検査、内視鏡検査等を受ける必要がある。

罹らないのが一番!である。

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