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AGA:脱毛の原因、治療、費用、皮膚科に行く前に少し知っておこう。

2021/09/05
 
毛髪のサイクル
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日本人の男性型脱毛症の頻度は軽症の方も含めると平均30% (!) にもなるといわれている。

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痛くも痒くもない、男性型脱毛症が病気と言えるのか微妙だが、当事者の男性にあっては、自身の外観の印象を大きく決定づけるので悩みは深刻かも知れない。
特に若い方やまだ独身の方にとっては、髪が少ないために実年齢より上に見られてしまうなどは好ましくない状態であろう。ヒトはとかく、まず見た目の印象で判断してしまうものだから。

原因

男性ホルモンは、前頭部や頭頂部などの男性ホルモン感受性毛包において軟毛化を引き起こす。
毛乳頭細胞に運ばれたテストステロンは5α-還元酵素Ⅱ型の働きにより、さらに活性が高いジヒドロテストステロン(DHT)に変換されて受容体に結合する。
DHTが結合した男性ホルモン受容体はtransforming growth factor(TGF)-βなどを誘導し、毛母細胞の増殖が抑制され、成長期が短縮する。要するに細く少なくなるのである。


症状

特に20歳代後半から30歳代にかけて男性の前頭部と頭頂部の頭髪が軟毛化して細く短くなる。
そしていつしか額の生え際が後退し頭頂部の頭髪が薄くなる。
成長期が短くなることにより毛包がミニチュア化し、結果的に頭髪は細く短くなる。年齢に伴う脱毛と異なり、パターン化した脱毛が特徴である。


診断

男性型脱毛症の診断は問診により家族歴、脱毛の経過などを聴き、視診により額の生え際が後退し前頭部と頭頂部の毛髪が細く短くなっていることを確認する。
拡大鏡やダーモスコピーの使用も診断に有用である。ポイントはパターン脱毛と軟毛の存在。


治療

日本皮膚科学会の「男性型脱毛症診療ガイドライン」によれば、男性の男性型脱毛症に対してAランクに推奨されたのはフィナステリドミノキシジルだけであり、Bランクは自毛植毛術である。

ガイドラインでは男性型脱毛症にフィナステリドの内服を行うよう強く勧めている。一方女性型脱毛症には行うべ
きではないとしている。ガイドラインに沿わない変な情報や怪しげな民間療法に踊らされないよう注意しよう!

ガイドラインはこちら→ https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf


フィナステリド (MSDのプロペシア)

テストステロンをより強力なジヒドロテストステロン(DHT)に変換する II 型5-α 還元酵素に対する阻害剤である。
その作用機序から前頭部や頭頂部などの男性ホルモン感受性毛包においてのみ育毛効果を示す。残念だが、今のところ自費である。1mgで月8,000~10,000円前後。ファイザーや沢井からジェネリックも出たようである。半額までにはならないが。容姿を決める頭髪、余裕があるなら試してみる価値はある!

もっとも高いからといって、通販で個人輸入とかは絶対やめた方がいい
万一副作用が出ても、完全に自己責任になってしまうし、そもそも本物かどうかわかったものじゃない。
ご自分で成分分析できるなら別だが・・・。


ミノキシジル

男性の外用育毛剤として5%のミノキシジルが推奨される。処方箋不要の第1類医薬品。
毛根に直接作用し、毛母細胞の分裂を促す効果が認められている。頭皮の血行を良くしてくれる。
こちらは健康保険が効くから助かる。主な副作用には痒みと接触皮膚炎がある。

処方

症状の重症度に関わらず、少なくとも1年間は内服する。ミノキシジルと併用すれば更に効果が期待できる。
プロペシアはまだ保険収載されておらず、自己負担となるが。

自毛植毛術

有益性は確立されているが、頭髪の分布を変えることにより多く見せることができる。 料金はまちまちなので、信用できる所でご確認を。

注意点

20歳前後の男性では特に脱毛がないのに処方を強く希望する強迫性障害の方も多いらしい。
また巷間には発毛、育毛、頭髪・頭皮ケアに関する根拠のない情報も氾濫しており、ガイドラインに明記された治療法以外に明確なエビデンスを有するものはないことを理解する必要がある。
ヒトの弱みにつけ込む輩は常にどこかにいるものである。

皮膚についてのお悩みがあればこちらも→ 水虫:手白癬、足白癬、爪白癬、頭部白癬、股部白癬についてのお話。

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