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作業犬:ラブラドールレトリーバーなどヒトと働いてくれるわんこたち

2021/10/07
 
ラブラドールの横顔
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ヒトとイヌとのお付き合いはかれこれ33,000年。彼らはヒトの友であり、またお仕事のパートナーでもある。
そして今、400品種に増えた彼らはペットやセラピードッグとしてばかりではなく、更に広範囲に活躍してくれているのです。
そんな優秀な彼らの活躍をちょこっとご紹介します。

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日本レスキュー協会→ http://www.japan-rescue.com/

病気探知犬

I型糖尿病の子に付き添って血糖値が急激に下がる20分前に教えてくれる。そして念のため指先の血液で調べると確かに血糖値が下がってきているのだ。急激に血糖値が下がると意識喪失、転倒してしまうとのこと。どんな機械より早く知らせてくれる。ガンでも糖尿病でも、病気というものは独特の匂い✿がするものである。
脳に占める嗅覚に関連する細胞の割合はヒトでは1%しかないが、イヌでは30%にもなるから、彼らは気づくことができるのだ。彼らはまた複数の尿からガンを発見することもできる。
そうすれば侵襲なくガンかどうか判断でき、ガンだとなれば詳しく生検すればいいことになる。
他にマラリアなども発見できる。その精度は機械を上回り、正解率は93%だそうである。

✿揮発性有機化合物(VOC:Volatile Organic Compounds

牧羊犬

オーストラリアなど広大な牧場で活躍している。優秀な牧羊犬はオーナーひとりと一匹で2,000頭もの羊を囲い込むことができる。自分より何倍も大きい羊にも怯むことがない。気温40℃の日でも1日に40㎞走ることができる。舌をだらんと出すことで血液を冷やしている。1年で40,000豪ドル (約330万円) にもなる仕事量をこなす。素晴らしい!

雪崩救助犬

雪に埋もれたスキーヤーの元に駆けつける。多い所では1日に50㎝も積もる。毎年200人ほどが雪崩で死亡しているそうだ。雪に埋もれてしまったら30分ほどで死亡する。呼吸しているうち二酸化炭素ばかりになり、酸素が少なくなるからである。1分で2%も生存率が落ちる。雪に埋もれたらとてもヒトの目で見つけるのは無理である。
彼らは鼻で雪の下にいるヒトまで見つけて「ここ掘れわんわん」と教えてくれる。本当に「命の恩人」である。
雪の上でも転ぶことなく走れる足をしている。

海難救助犬

イタリアなどで活躍している。陸上では時速48㎞で走れるが、水の中でもうまく泳げる。また80㎞も泳げるため、遭難した漁民や船の客など最大11人も曳航して岸まで送り届けることができる。泳げないわたくしよりずっと役に立つ。偉い!ついでながら、水から出たときは少し離れた方がいいらしい。なぜって、たった4秒で80%の水分をその被毛から弾くことができるから。近くにいたらヒトの方が水浸しになるのは請け合いである。まあハンドラーは一緒に泳いでいるから元々水浸しであるが。

密猟探知犬

南アフリカ共和国などで活躍中。角目当てのサイの密猟が後を絶たないそうだ。漢方薬にするのであろう。45~55℃の暑い所をハンドラーと共にヘリで移動 (しかも外側!)、けしからん密猟者を匂いで突き止めるのだ。1年で115人も逮捕する優秀な子もいる。ごくわずかな匂いで密猟者が仕掛けた罠を見つけ排除、サイを絶滅の危機から守るのだ。アフリカの貧しい地域では密猟が絶えない。 密猟はもちろん法的にも動物保護からしても悪いことではあるが、そうでもしないと「食っていけない」という事実があることを忘れてはいけない。
そして現地の彼らは罰せられるのに、欧米からスポーツハンティングに行くリッチな白人たちは何のお咎めもなく、今日もゾウやライオンを撃ち殺している。増えすぎて農作物を荒らす鹿などを一定数間引く狩りは否定しないが、趣味で大きさを競う銃殺は賛成いたしかねる (個人的見解) 。

軍用犬

アメリカのテキサス州に大きな訓練所がある。アメリカ政府は軍用犬1頭につき、年30,000ドル (330万円前後) もの経費をかけている。彼らの主な任務は戦地での爆発物探知である。埋設された爆薬をヒトが目で見て発見するのは無理である。しかし彼らの鼻を持ってすれば発見が可能なのだ。パートナーとペアになり、道を進んで行く。見つけたら合図をくれるので、パートナーは吹っ飛ばされないで済むのだ。毎度命の恩人というわけである。
地雷は単価が安いため、「貧乏人の核兵器」とも呼ばれる。埋めるのは簡単だが、所在を突き止めるのは容易ではない。どんな機械より精度高く彼らは探し当ててくれるのだ。戦争が終わっても即平和とはならない。埋めたものをすべて取り出さない限り、広場で遊んでいた子どもが片足を無くすなんてことがよくあるのである。日本で平和に暮らしているとそういう現実を知らずにいることもできるが・・・。
また彼らには2003年から手術が施されている。胃拡張捻転症候群 (GDV :gastric dilation-volvulus syndrome) を避けるためである。この疾患はアメリカでイヌの死因第2位である。このオペを受けておけば胃内にガスが溜まっても臓器が捻れることがない。重要任務中こんな病気になってしまったら大変であるから。

動物について興味がある方はこちらにも→ 動物:CITES、WWF、群れ、体温、聴力、睡眠についての考察。

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