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NHKチョイス:番組を見たけどよくわからなかった方のためにちょこっと解説。

2021/09/17
 
センナは黄色い花
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これからの放送予定はNHK→ https://www.nhk.jp/p/kenko-choice/ts/7JKJ2P6JVQ/schedule/

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♣ 記事により、お食事中の方には危険な単語があります。
どんどん増やして行きます。乞うご期待!

フルーツジュース
歳がいくほど水分不足になる。

★肋間神経痛の巻

◆原因

原因不明の特発性のものと、胸腹部手術後の後遺症や帯状疱疹✿などによるものがある。

✿帯状疱疹についてはこちら→ 帯状疱疹:ワクチン打ってきました。だって、PHNになりたくないから。

肋骨は左右で24本あり、12本の肋間神経は椎間孔を出てから前枝と後枝に分かれ、前枝のうち上部11本は肋間神経、最下部の1本は肋下神経と呼ばれる。第4番目~第6番目までは胸壁のみを支配しているが、これより上部は腕神経叢の下部へ入り上肢と胸郭を、7番目以下のものは胸壁と腹壁を支配している。

◆症状

痛みはこの神経の走行に沿って、多くは片側帯状刺すような痛みをもたらす。
帯状疱疹後肋間神経痛は通常高齢者が罹患する。帯状疱疹ウイルス (水疱瘡) は後根神経節に潜在し、宿主の抵抗力が落ちたときなどにしめたとばかりに1~3本の肋間神経を障害する。
皮疹は2~4週で消退し、疼痛も通常はこれに伴って消失するが、疼痛、皮疹がその後も持続することがある。
交感神経興奮状態のためと考えられるもの、妊娠に合併したもの、胸膜炎、脊椎側彎、腰椎前彎、胸椎関節炎、縦隔のガンなどによるものがある。

◆治療

特発性のものにはカルバマゼピン 、フェニトイン、クロナゼパム、バクロフェンなどの薬物を単独あるいは組み合わせて投与される。
抗不安薬や抗うつ薬の併用も有効なことがある。また帯状疱疹後のものでは抗DNAウイルス薬のアシクロビルが投与される。そのほか基礎疾患のあるものではその治療が大切である。

X線で見ながら神経根に麻酔薬を注入する神経ブロック注射もある。

◆肋軟骨炎

似た症状が出るため肋間神経痛と紛らわしい。肺は自力で膨らむことはできず、肋軟骨が伸び縮みすることで呼吸ができるのだが、老化で炎症が起きることがある。特に姿勢の悪い歩き方をしていると勢い呼吸が浅くなり、体が常に酸欠状態になるためいいことはない。姿勢はいつも意識しておこう。

★脳梗塞 (brain attack)の巻

脳の血管が血栓で詰まり、そこから先に血液が行かなくなり脳細胞が死んでしまう状態。日本では年に6万人が死亡、後遺症が10万人にもなる疾患。片側手足の運動障害、急に倒れる、喋りたいのに呂律が回らない、視野が欠損するなどの症状が見られたら迷わず救急車を呼ぶ。5分や10分で元に戻るので気にせずやり過ごしてしまう方もいるが、TIA✿は脳梗塞の前触れである。
これを起こした方の1割は2日以内に、2割は90日以内に本格的な脳梗塞を起こす。
また何時からそうなったのかも把握しておく必要がある。
近くにだれもいない場合、死亡するか手遅れになって後遺症が残る可能性が高い。いかに早く治療開始できるかが勝負の分かれ目となる。
その場に居合わせた素人ができることは、救急車を呼びつつ、麻痺側を上にして横たえ、ネクタイやベルトを緩めてあげることである。麻痺側を下にすると危険である。嘔吐して喉が詰まる可能性もあるので仰向けより横向きがよい。

✿TIA:一過性脳虚血発作。2009年の米国心臓協会、脳卒中協会(AHA/ASA)の論文で、「脳、脊髄または網膜の局所的虚血による一時的な神経学的機能障害で急性梗塞を伴わないもの」と定義されている。
また日本脳卒中学会では2009年発行の「脳卒中治療ガイドライン」で「TIAが疑われた場合にはただちに予防的治療を開始すること」を推奨してい。

◆原因
アテローム性動脈硬化症によるもの、心原性によるもの、ラクナ梗塞✿によるものが約3割ずつを占める。
よその血管でできた血栓が脳まで流れ血管を詰まらせるとそこから先に血液が行かないため脳細胞が死んでしまう。また心房細動でも血栓ができ、脳へいく可能性がある。独居の高齢者はかなりリスクが高いといえる。呂律が回らなかったり、気絶してしまったりしてはとても自力で救急車を呼ぶこともできない。

✿ラクナ梗塞:脳穿通動脈の変性などで生じる小梗塞(直径15mm以下)で、約2割は症状が進行する。

◆診断
頭部CTやMRIによる。rt-PA(アルテプラーゼ)静注療法は遅くとも来院から1時間以内に開始するのが望ましい。
またMRA/CTAで近位脳動脈閉塞があれば遅滞なく脳血管内治療が開始される。

◆治療
t-PA静注療法:小さい血栓であれば溶かすことができる。しかし発症から4.5時間以内と制限がある。
血栓回収療法:脳潅流画像 (約10分) で診断がつく。カテーテルを詰まった箇所まで入れ、ステントで絡め取って除去する。しかし回収できても後遺症が残る場合がある。

発症4.5時間以内の場合:t-PA療法静注療法を行う。
発症48時間以内の場合:抗血小板療法 (アスピリンの経口投与) を行う。

数分で治ったからいいや、と思わず、ぜひ検査を受けてもらいたい。

★おとなの中耳炎の巻

耳の解剖図
鼓室、耳小骨のトラブル

あまり痛みが強く出ないので、気づかないこともある。子どもが罹るのは急性中耳炎で、痛みが強い。

  • 滲出性中耳炎:中耳腔に液体が貯留することで軽度の難聴、耳閉塞感を感じる。痛みや発熱はない。
    耳鏡検査や内視鏡、ティンパノメトリーで診断する。耳管通気で済む場合もあるが、治らなければ鼓膜気管チューブ留置術を行う。局所麻酔で10分くらい、3割負担で10,000円ほど。
  • 好酸球性中耳炎:ぜんそく、副鼻腔炎などにより起きる中耳炎。好酸球が増加するので、血液検査、粘液検査でわかる。鼓室内ステロイド療法か、好酸球の活性化を抑制するベンラリズマブ (ヒト化抗IL-5受容体αモノクローナル抗体) の皮下注射を行う。1回350,000円ほどになるが、指定難病✿を併発していれば月20,000円くらいに抑えられる。

指定難病:厚労省が指定している333種類の疾患。毎年増える。指定されたものは医療費の助成がある。

  • 真珠腫性中耳炎:耳垢が大きくなる。落屑物は感染しやすく、しばしば悪臭のある膿性耳漏となる。
    周囲の骨組織を破壊していくため、詰まる場所によっては顔面麻痺髄膜炎などを起こすことがある。
    手術により人工耳小骨 (セラミック製) を入れる場合、手術時間は3~4時間、入院3泊4日で25~30万円かかるが、高額療養費制度を利用すればもう少し抑えられる。

★嚥下 (えんげ) 障害の巻

現在の日本では何と、40,000万人/年もの方が誤嚥性肺炎で死亡しているとのこと。嚥下障害から脳卒中やクモ膜下出血を来たし、死亡したり後遺症が残ったりすることがある。またとにかく再発を繰り返す患者さんが多い。
パーキンソン病、認知症、口周りのガンなどもリスクを高める。

◆原因

老化などで口周りの筋肉が衰え、食道から胃に行くべき食塊や唾液が肺に行ってしまう。そこに細菌などが付着していると肺が炎症を起こす。筋肉の衰えでなっているとすれば、咳込んで繊毛が出してくれるはずのものを自身で出すことができず、また免疫力が衰えていれば肺が炎症を起こすのは当然である。ふつう食べたり飲んだりするときは気管が無意識に閉まって食べ物や飲み物 (自身の唾液も含む) が肺には行かないようになっている。

◆症状

典型的には発熱、痰が出る、むせる、食欲低下、ぼんやり、ぐったりするほか息苦しさを覚えるなどだが、高齢者の場合、はっきりしない場合も多い。本人も周りも気づかず、突然くも膜下出血で意識不明になることもある。

◆検査

検査食に造影剤を混ぜて様子を見たり、嚥下内視鏡検査をしたりする。肺炎の可能性がありそうならX線撮影、血液検査でCRPや白血球数を調べることになる。

◆入院

抗菌薬を点滴する。食事が取れないようなら経鼻経管栄養、場合によっては胃瘻造設もある。

◆治療薬

  • 通院:オーグメンチン錠、アベロックス錠が多い。
  • 入院:ユナシン、グラシン、ゾシンの点滴静注が多い。

◆予防、リハビリ

まずは口腔衛生に気を配る。口の中は雑菌だらけなので、歯と歯茎、入れ歯、舌の表面もケアする必要がある。
口周りの筋肉を鍛える。大きく口を開ける、顎を動かす、舌をよく動かすなどして、ものが食べられる状態をキープするように心がける。高齢になるほど体から水分が減っていくため、口の中も乾きやすくなる。必要なら口腔用ジェルで乾燥を予防する。唾液は虫歯予防や滑らかな嚥下のために非常に役に立つものだ。常在細菌は多いが。
また寝たきりではどんどん衰えてしまうので (廃用萎縮) 、ギャッジベッドなどで上半身を起こすようにする。

更に詳しく知りたい方はこちらにも→ ごえん性肺炎:食べ物ばかりでなく、自身の唾液でもなるのです!

★便秘の巻

日本内科学会では「3日以上排便がない状態、または毎日あっても残便感がある状態」を便秘と定義している。

軽く考えていると場合によっては心筋梗塞脳卒中の原因になることもある。理由は後述。

プチ情報(9/17)

「薬を使わないで便秘を治す方法はないのか?」と消化器のドクターに聞いてみました。
氏曰く、「ヨーグルトを400ml、飲むか食べるかしてみなさい」との返答。ちょっと量がきついようですが、お悩みの方は、お試しあれ。薬と違って副作用もないでしょうし、そうお高いことでもないので。試す価値はありますよ。

◆種類

  • 機能性便秘:弛緩性便秘、けいれん性便秘、直腸性便秘がある。
  • 二次性便秘:内分泌代謝異常、神経・精神疾患、膠原病、薬剤性がある。

◆診断法

問診の後、視診で痔核・裂孔、anal wink (肛門閉口)、触診で肛門括約筋トーヌス(亢進あるいは低下)がないかもチェックする。検便、血液検査、大腸内視鏡検査なども必要なら行われる。

◆原因

  • ダイエット:食べる量が減ることで便になる嵩が減る。また飲む量が減ると便の水分が少なくなることで便が固くなり出にくくなる。
  • 多忙:トイレに行くのを我慢するうち、便意を感じにくくなってしまう。
  • 生活習慣:運動不足や睡眠不足で大腸の蠕動運動が弱まる。
  • 女性ホルモン:腹筋が弱く、若い女性に多いのは黄体ホルモンが蠕動運動を抑制するため。
    しかし閉経後など、60歳代以降では女性より男性の方が多くなる。
  • 病気:大腸ガン、腸閉塞が原因となることもある。

◆治療

行くとしたら消化器内科。生活習慣、排便習慣、食生活の改善指導を行ってもまだ続く場合、薬物療法となる。

◆治療薬

  • 刺激性下剤:アロエ、大黄、センナなど。粘膜を刺激し、大腸の蠕動運動を促進させる。習慣性、依存性があるため長期服用は望ましくない。頓用とする。長期連用により、大腸メラノーシスが見られることもある。
  • 酸化マグネシウム:腸管内で水分の吸収を高め、腸の蠕動運動を助けて排便を促す。生体のもつ排便作用に近いため、身体への負担も少ない緩下剤。しかも薬価が安い!が、腎不全患者さんには仕えない。
  • 胆汁酸✿トランスポーター阻害薬:上記ふたつの薬の作用を併せ持つ薬。軽症のヒトには処方されない。即効性があり依存性もないが、保険外なので薬価は10倍もする。

✿胆汁酸(bile acid):肝臓でコレステロールより生合成されるステロイド化合物で、脂肪を分解してくれるもの。食べると暑くなるのは、これがじゃんじゃん出るからである。

努責

排便時にいきむこと。あまりやると血圧が上がって心筋梗塞や脳卒中を起こしたり、になったりすることもある。直腸は曲がっているので背筋まっすぐでなく、排便時は35度前傾するのが望ましい。肘を膝の近くに置くか、足首を手で掴むかすると丁度そのくらいの角度が維持できる。

関連情報はこちらにも→ 消化器:口から肛門までの長~い道のりとそれにまつわるお話。

★眩暈 (めまい:vertigo) の巻

◆良性発作性頭位めまい症(BPPV:benign paroxysmal positional vertigo)

ヒトは耳石器で体の傾きを感じ脳にそれを伝えている。その耳石 (otolith) ✿が剥がれて三半規管に入ってしまうことで起きる。

✿耳石:成分は炭酸カルシウム。

原因はスポーツ、代謝、高齢、閉経や骨粗鬆症、寝たきりなどいろいろある。治療は頭位治療となる。
予防としては、寝るときいつも同じ側を下にしない、頭を少し高くして寝る、など。

◆持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD:Persistent Postural-Perceptual Dizziness)

原因が不明で長引く慢性的なめまい。2017年に学会により定義された。
日本めまい平衡医学会→ https://www.memai.jp/

◆治療法

  • 認知行動療法
  • 前庭リハビリテーション
  • SSRI (選択的セロトニントランスポーター阻害薬:Selective Serotonin Reuptake Inhibitors) の投与。

◆前庭神経炎(vestibular neuritis)

ウイルスによるめまい。突発性の激しい回転性めまいを主訴とする。めまい発作は反復しない。
浮動感は数カ月も持続することがある。

◆小脳梗塞

糖尿病や不整脈のヒトがなりやすい。めまいの他に、ものが二重に見える、呂律が回らない、体の片方だけがうまく動かせないなどの随伴症状がある。
MRIで検査、診断する。治療には抗凝固薬 (ワーファリン、アビガトラン、リバーロキサバンなど) を用いる。

◆突発性難聴

突発的に発症する感音難聴のうち、臨床的に原因不明のもの。通常片側性で30~60歳代に好発。
自然治癒もあるが、一般に発症2週間以内に治療開始すると予後が良い。

◆それ以外のめまい

失神や前失神を伴うめまいの場合は注意が必要。ものによっては不整脈や心筋梗塞などの重篤な心原性失神もあり、うっかり見逃すと命に関わることがある。

◆メニエール病

回転性のめまいを繰り返す。特に誘因もないのにめまいが起こり、吐き気や嘔吐を伴って数分~数時間持続する。
診断は臨床像からつけられるが、内リンパ水腫の存在を推定するグリセロール試験なども利用される。治療は水腫を軽減する目的で、浸透圧利尿薬やステロイド剤などが用いられる。

★膝痛の巻

年々体のあちこちに不調が出てくるものである。膝痛もありがちなひとつ。ということで、主に3種類が紹介されていた。以下ちょっと解説してみる。

大腿骨内側踝骨壊死症

特発性の骨壊死が膝関節の大腿骨顆部内側に発症するもの。
荷重がよりかかる部分を中心に軟骨下骨組織が限局的に壊死に陥る。

軟骨には血流がないため骨芽細胞で再生されにくく、骨の細胞が死んでしまう。

変形性膝関節症同様、圧倒的に50~60歳以上の女性に多い。
原因が特に明らかでないものを一次性(特発性)、推定可能なものや他疾患に付随して発症するものを二次性と呼ぶ。
二次性の原因としては膠原病、ステロイドホルモンの長期大量服用がありうる。
痛みは徐々に発生してくる。安静時や夜間痛を訴える場合もある。
荷重時に突然強い疼痛が起こり、発症するケースもある。

X線では異常を示さない場合でも、MRIや骨シンチグラフィにて診断が可能。
MRIは的確に病巣を描出してくれる。

◆治療

早期であれば消炎鎮痛剤投与、ヒアルロン注射、運動療法などの保存的治療法が行われる。
変形が強い場合は脛骨高位骨切り術または内側の片側人工膝関節置換術が、変形が著しい場合は人工膝関節全置換術か自家骨軟骨移植術✿が適応となる。

✿自家骨軟骨移植術:患者自身の軟骨の一部をある大きさ (直径6~8mm、長さ20mm) で採取、同一患者の再建部位に遊離移植を行うこと。

移植軟骨としては他に鼻中隔軟骨、耳介軟骨、肋軟骨がある。小耳症や鞍鼻などが適応となる。

◆半月板損傷

頻度が高い膝の外傷。単独損傷と、加齢に伴うものに分けられる。
単独損傷は、体重が負荷した状態で膝を捻った際などに、半月の一部が脛骨と大腿骨の間に挟まり損傷を受けて生じるもの。靱帯損傷に伴う半月板損傷は、前十字靱帯損傷に伴うものがほとんど。半月板損傷の原因としては最も多い。

小児の半月板損傷は円板状半月に起因するものがほとんどで、受傷機転を伴わず発症するものも多い。
また大腿骨外側顆の離断性骨軟骨炎を合併することもあるので注意が必要。
変性半月損傷は中高年者に生じ、立ち上がりの際など、比較的軽微な動作で生じることがある。

◆症状

疼痛のほか、引っかかり感、可動域制限、ロッキング (嵌頓) 症状、大腿四頭筋の萎縮、膝くずれ (giving way) 、運動後の関節水症 (いわゆる膝に水が溜まるというもの) などがある。

◆治療

幼少時の円板状半月で症状が軽微な場合には経過観察を行う。

中高年に多い変性半月損傷は、保存治療で症状が軽快することもあるので、原則として保存治療を行う。
大腿四頭筋筋力訓練のほか、ヒアルロン酸の関節内注射も有効。

◆手術

若年者の半月板単独損傷や症状を伴った円板状半月損傷は手術適応。
損傷した半月板は可能な限り温存するのが望ましいため、関節鏡視下に縫合または部分切除を行う。

◆予後

半月板は血行に乏しい組織であるため、縫合しても再断裂の可能性がある。

また術後の合併症として半月板切除後の変形性関節症の進行、中高年の半月板切除後の骨壊死様病変、若年者円板状半月切除後の離断性骨軟骨炎がありうる。
スポーツ復帰は3カ月以降とする。

◆ジャンパー膝

大腿四頭筋の収縮力にて膝蓋腱近位部が変性を起こす腱付着部症(enthesopathy)であり,膝伸展機構の使い過ぎ(オーバーユース)障害といえる。バレーボール、バスケットなどのジャンプや、ランニング動作を繰り返すスポーツで好発する。腱の微細な損傷、線維芽細胞の増殖、粘液/硝子変性、小血管増殖などが認められる。
多くは膝蓋骨の下、稀に上の部分の疼痛、圧痛が主訴。

◆検査

超音波検査、MRI、エラストグラムも活用される。

◆分類

  • 第1期:運動後のみに膝蓋骨下極、上極に痛みがある。
  • 第2期:運動初期と運動後に痛みや不快感があるが、運動に支障はない。
  • 第3期:運動中に常に痛みがあり、運動に支障がある。
  • 第4期:腱の完全断裂。

◆治療

第1期~第2期はボルタレンの塗布やロキソニンの貼付や頓服がなされる。
第3期は体外衝撃波 (保険外) などがある。ステロイド注射は腱を損傷する可能性があるため原則禁止。
第4期は件修復術がなされる。

関連情報はこちらにも→ 人体:組成、常在菌、体重、廃用萎縮、化成、AGE、呼吸法など。

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