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歯:歯周病、口内炎、ドライマウス、口臭も気になりますよね。

2021/10/09
 
歯ブラシ2本
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日本人はあまり歯を気にしない方が多いですが、高価なインプラントでも自分の歯には敵いません。
毎日のお手入れで、大切にいたしましょう。無駄に生えているわけではありません。

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咀嚼

回数では戦前の1/2、鎌倉時代の1/4、弥生時代の1/6と減っている。回数が少なくなると顎の発育が悪くなり、不正咬合や顎関節症を引き起こし、肩の筋肉バランスが崩れ、肩凝りや頭痛などの体調不良を招く。
また唾液分泌が減るとドライマウス、口臭、味覚異常、虫歯、歯周病、消化吸収障害なども招く。
締まりのない顔になり口呼吸となると睡眠時にも悪影響を及ぼす。風邪をひきやすくなり肺炎のリスクも高まる。噛み応えのある食物は顎や顔の筋肉を鍛え、脳も活性化してくれる。高齢者では歯の数と認知症の相関が指摘される

口内炎、口角炎

胃と同じ消化器なので液状の胃炎薬を塗布すると早く治る。口から肛門まではちくわみたいなものである。腸は畳まれているが。

ドライマウス

唾液の分泌量が減り、口が乾燥することで免疫力が低下する。虫歯や歯周病、口内炎にも罹りやすくなる。放置すれば味覚障害にもなりうる。加齢、飲酒、喫煙、ストレスなど減る理由はいろいろある。
早食い、口呼吸も乾燥に拍車を掛ける。

顎関節症

構造的な弱さ、外傷、歯ぎしり、食いしばる癖、頬杖のくせ、電話を肩と顎に挟む習慣、爪を噛む癖、片側だけで噛む癖、ストレスなど原因はいろいろ。噛み合わせの悪さは関連が薄いとされる。筋肉マッサージや鎮痛薬投与を行う。歯ぎしり予防のためにはスプリントという装具をつける。

歯周病

糖尿病が重症化しやすい。炎症を引き起こすメディエーターが血流に乗って全身を巡り、血糖値を下げるインスリンの働きを邪魔するため。動脈硬化のヒトの血管からも歯周病菌が見つかり関連があるとされている。歯の回りで起きた炎症があちこちに飛び火して別の炎症の原因となることがある。重症だとインプラントを埋め込む土台の骨も喪失している。

日本人が歯を失う最大原因。進行すると歯を支える骨まで溶かされるが、痛みを伴わないため手遅れになりがち。
歯茎から出血する、口臭が強くなる、歯がぐらつくなどの徴候が出たら可能性が高い。歯周病が心臓病や血管病などの循環器疾患に関与しているとの報告もある。歯周病からの菌などは血管から全身に運ばれ血管壁に付着する。

ジンジバリス菌が発見されることもある。固いものを噛む回数が減った現代人は顎が小さくなり第三大臼歯の生える場所がなくなってきた。親知らずが正常に生えそろっていたのは縄文人が8割だったが鎌倉時代には4割に低下した。ポルフィロモナス・ジンジバリスなど40種くらいの細菌による感染症。歯垢が硬くなり歯石となって棲み着いた細菌が歯肉に炎症を起こす。

智歯周囲炎

20歳前後に多い。生え方が曲がっているため不潔になりやすく周囲が歯肉炎となる。進むと軟組織や顎骨に広がり顔が腫れたり口が開きにくくなったりする。被っている歯肉の切除が必要になる。

自家歯牙移植

正常な親知らずは移植に使うことができる。歯根膜も一緒に移植する。虫歯や歯周病に罹っていない健康な歯で完全な形で抜歯できる場合のみ。移せるのも奥歯に限られ歯槽骨の量が十分にあることが必要。
インプラントや義歯と異なり、体にかかる負担が少ない。

味覚障害

味蕾か神経回路のどちらかに障害があると起こる。亜鉛の長期欠乏によることも多い。牡蠣や牛肉に含まれているが微量なため食物のみで摂取するのは難しく味覚障害の約30%は亜鉛不足が原因といわれている。
顔面神経麻痺の前触れとしても起こる。また降圧剤などを長期複数内服していると起こることもある。
抗ガン剤は高確率で味覚障害を生じる。昨今ではCOVID-19感染によるものも報告されている。

不自然な食ばかりだと酸味が嫌いになる。また唾液の分泌を盛んすると消化を助け免疫力が高まる。
子どもには固い食べ物を与え咀嚼力を鍛えることが大切。ゼリーやプリン、アイス、パンなど噛まなくていいものばかり与えるのは避ける。

口臭

コーヒーの酸味はpH値を低下させ、苦みは唾液の分泌を抑制させることで口臭の原因となる。
また焙煎した細かい豆の粒が舌の表面に残り臭気を発生させる。またバクテリアも増殖しやすくなる。
更にミルクを入れるとタンパク質が分解されるとき口臭の原因物質を発生させる。必ず水を用意し、飲み終わったらうがいをしておこう。
また唾液の分泌量が減ってしまうと口腔内の環境が悪くなり口臭を引き起こす。歯を磨くのは唾液の分泌が少なくなるため口臭が強くなってしまう。ニンニクを食べたあとにはコーヒーが口臭予防になる。アリシンの消臭効果があるため。高齢化すると唾液分泌はどうしても減ってくるので、よく噛む、顔の筋肉をよく動かすなどして唾液分泌を促すようにしよう。

◆口臭の病態

口臭症には、呼気中に悪臭を認める真性口臭症(genuine halitosis)と、どのような悪臭も検出できない非真性口臭症(non-genuine halitosis)がある。

真性口臭症は、悪臭の発生部位から口腔内口臭症(intra-oral halitosis)と口腔外口臭症(extra-oral halitosis)に細分類される。ほとんどが口腔内口臭症であり、その原因は舌背、歯の表面、歯肉溝や歯周ポケットバイオフィルムである。

口臭の主な原因物質は揮発性硫黄化合物(VSC:volatile sulfur compounds)である。

非真性口臭症には、仮性口臭症(pseudo-halitosis)と、口臭恐怖症(halitophobia)があり、味覚障害や嗅覚障害が関わっている場合もある。

◆口臭の診断

悪臭の検出方法には、簡易型クロマトグラフィー(オーラルクロマ)などの測定機器による計測と官能検査がある。

真性口臭症は、口臭の発生源の特定が必要である。口臭検査→歯の清掃→口臭検査→舌苔除去→口臭検査→歯周治療→口臭検査という処置と検査を繰り返すアルゴリズムから、消去法によって口腔内口臭症の発生源を特定できる。口腔内の処置で消失しない悪臭は、口腔外口臭症が疑われる。

◆治療

口臭症への対処は原因の除去であり、専門施設での対処とともに本人のセルフケアが重要となる。

  • 物理的な歯の清掃:歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロスなどを用いて、歯の表面と歯肉溝や歯周ポケットのバイオフィルムを除去する。
  • 物理的な舌清掃:舌ブラシ、音波舌ブラシ(ソニッケアー舌磨きブラシ)、舌スクレイパー、不織布、ガーゼなどを用いて舌苔(べろの上の白いやつ)を除去する。
  • 化学的口腔清掃:市販の口臭防止剤(ハイザックなど)や消毒薬含有の洗口液を用いる。

歯科での専門的治療

  • 専門的な歯の清掃とブラッシング指導:歯垢の付着が多い場合はブラッシング指導を行い、必要に応じて機械的歯面清掃処置を行う。
  • 専門的な舌清掃:物理的に擦過する方法や吸引法によって舌清掃を行うこともある。
  • 歯周病治療:進行した歯周病は治療が必要となる。
  • 口腔外口臭症に対する専門的治療:口腔外口臭症の原因となる上気道(咽頭炎や膿栓など)、下気道(気管支炎など)、血液由来の口臭(blood borne halitosis)への対処は専門施設でないとできない。
    血液由来の口臭とは、血液中の臭いが肺胞を通して呼気中に出るものをいい、ある種の薬剤や食物のほか、尿毒症、ケトアシドーシス、ジメチルスルフィド血症などがある。

非真性口臭症への対処

非真性口臭症は、そもそも口臭がないのか、あるいは来院時にたまたま悪臭が検出されなかっただけなのか、その判断が難しい。一度の診察で確定できないこともあるので注意が必要。

  • 仮性口臭症への対処:仮性口臭症は、口臭がないという説明をするほかない。カウンセリングでの対処となる。
  • 口臭恐怖症への対処:口臭恐怖症は精神科的疾患で、強迫性障害が関連する自己臭症(olfactory reference syndrome)の1つと認識されているが、社交不安障害を疑わせる症例も少なからず見受けられる。

関連情報はこちらにも→ ごえん性肺炎:食べ物ばかりでなく、自身の唾液でもなるのです!

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