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頭痛・一次性頭痛、二次性頭痛、片頭痛、SAHとはなんぞや?

2021/09/05
 
capsules
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ありふれた症状なのに、突如としてヒトを襲う痛み。ずきずきやらどくどくやらキーンやら。目や肩のこりから来ているとわかればまあ安心であるが、もし脳の病気だったらと思うと・・・。

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一次性頭痛

片頭痛、群発頭痛、緊張型頭痛をいう。目を酷使するわたくしめはさしずめ緊張型頭痛である。
みなさんはいかがであろうか?

  • 片頭痛:若年女性に多い疾患で日常生活に支障をきたすことも多いが、薬剤を効果的に使用することでQOLの改善が得られる。
  • 群発頭痛:一次性頭痛全体の1%程度で、青壮年期の男性に多い。きわめて強い頭痛でありQOLが著しく阻害され、予防治療が重要。
  • 緊張型頭痛:ストレスや姿勢の固定が誘因・増悪因子となることが多く、治療にはそのコントロールが重要である。

二次性頭痛

一次性頭痛以外の疾患、たとえばくも膜下出血(SAH:subarachnoid hemorrhage)や頭部外傷、感染症などに起因するものをいう。
二次性頭痛を疑う症状として「突然である」、「今までに経験のない痛み」、「いつもと違うぞ」、「頻度と程度が悪化していく」、「50歳以降に初発の頭痛」などがある。

二次性頭痛の原因疾患は緊急度高く危険なものが多い。
特に脳動脈瘤破裂によるSAH(subarachnoid hemorrhage:クモ膜下出血)は最も重要。

✿くも膜でもクモ膜でもよろしい。

偏頭痛?片頭痛?どちらが正しい?

緊張型頭痛」というのが正式な診断名。国際頭痛学会が国際頭痛分類を決めている。
15年置きに改定され、分類、診断名、診断基準などが変更される。それによれば正式には片頭痛となる。
頭痛専門医はもちろん片頭痛を使う。

より詳しく知りたい方は日本頭痛学会→ https://www.jhsnet.net/ihs.html

SAH

典型的には「突然の頭痛」で発症する。神経脱落症状(運動麻痺、小脳失調など)、意識障害、発熱・項部硬直などの髄膜刺激症状✿などが確認されれば、二次性頭痛を疑う。

✿随膜刺激症::項部硬直、ケルニッヒ徴候ブルジンスキー徴候などをいう。

SAHは、神経脱落症状を伴わず、意識障害も軽度であることが多いので注意を要する。
SAHの発症初期は、髄膜刺激症状を示さない。SAHの主原因である脳動脈瘤の部位により、視野欠損、三叉神経痛、眼球運動障害、瞳孔不同など、違った症状を呈することがある。

診断には緊急CTが必須となる。CTは急性期の頭蓋内出血性疾患を100%診断できる。
CTでSAHが確認できれば3D-CTA(3D-CT Angiography)✿により脳動脈瘤の診断を行う。

✿3D-CTA:X線を人体に照射することで、脳や心臓、あるいは全身の血管などを立体的に映し出すことができる医療機器。

SAHでは、稀に出血量が少なくCTで検出できない場合もあり、MRIのFLAIR画像が有効な場合もある。
画像が正常にみえても、くも膜下出血が強く疑われる場合には、腰椎穿刺をする。
SAHが疑われる場合は、常に再出血により症状が急速に悪化する可能性があると思わねばならない。
SAHと診断されたら、手術治療が可能な脳神経外科施設へ緊急転送される。

内頸動脈や椎骨動脈の脳動脈解離も突然の頭痛を発症する。鑑別診断には3D-CTAやMRAが有用である。

関連情報はこちら→ 漢方薬:葛根湯から麻黄、甘草、薏苡仁までざっくりご紹介。

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