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水虫:手白癬、足白癬、爪白癬、頭部白癬、股部白癬についてのお話。

2021/09/05
 
グラデーション薔薇
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お食事中の方でも大丈夫です、多分・・・。

白癬菌

athlete's foot
足もケアしなくちゃ。

皮膚糸状菌症が正式名称。糸状菌が皮膚の角層や爪などで跳梁跋扈する。足白癬(通称水虫)が1/5人、爪白癬が1/10もいるらしい。体にできるとたむし、ぜにたむしと呼ばれ、股にできるといんきんたむし、頭にできるとしらくもと呼ばれる。どれだけ侵略したら気が済むのか?

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イヌ、ネコ、ウシから感染する菌種もある。格闘技をやっている方は頭にできやすい。

最も多いのはもちろん、足白癬。趾間型、小水疱型、角質増殖型に分類される。これらの病型が混在することもある。かならず痒みがあるわけでもない。痒くない=水虫じゃない、とは限らない。

手白癬

足白癬に比べると稀だが、出た皮疹が片側性である場合は検査すべきである。
皮膚糸状菌症の存在を常に念頭におかず、ステロイド外用薬を処方される例が少なくない。足白癬では家族歴の有無、体部白癬では職業やペットの有無、頭部白癬では格闘技などの部活動について皮膚科医に言ってみるべきである。皮膚科医も漫然と業務をこなしている医師もいるから油断はならない。
自称「みずむし」の患者さんの1/3は別の疾患であったという報告もあるが。

足白癬、体部白癬、股部白癬などの表在性病変

表在性で、病変がある程度限局している場合は抗真菌薬の外用療法となる。現在は1日1回の外用のものが主流。
軟膏、クリーム、液剤の剤形があるが、塗りやすい者を希望したらよい。
ただし糜爛(びらん)が強い場合は、クリーム剤や液剤では刺激が強いため、軟膏剤をが択される。
患部より一回り広く外用する方がよい。両足に使用するのであれば、1日1g(10gチューブを10日間で使用する)を目安とする。
抗真菌薬はルリコン、アスタット、ゼフナートなど。治療効果が上がったとしても更にもう1カ月は継続するのが望ましい。痒みの増強や紅斑が見られたときは接触性皮膚炎かも知れないので主治医か薬剤師に相談する。抗真菌薬を中しして、ステロイド外用薬の短期間使用に切り替えるであろう。処方量を守っていれば副作用をそんなに怖がる必要はない。

爪白癬

爪白癬の治療は抗真菌薬の内服となる。テルビナフィン(ラミシール)かイトラコナゾール(イトリゾール)の処方が多い。以前に頻用されていたグリセオフルビンは製造販売が終了した。

テルビナフィンは肝機能障害や血球減少の副作用があるため、定期的な採血検査が必要である.
イトラコナゾールは併用禁忌あるいは併用注意薬が多いので、話をよく聞いておく。

内服困難(肝機能障害や併用禁忌薬を使用中)な方は外用療法となる。元々爪白癬に外用療法は効果が乏しかったが、近年は爪甲への浸透性に優れ、爪甲・爪床で高い抗真菌活性を示す薬剤が発売され、外用による爪白癬の治療の選択肢が拡大した。爪外用液はクレナフィン、ルコナックなど。

頭部白癬

抗真菌薬ラミシール錠かイトカプセルカプセルの内服が基本となる。予防には抗真菌薬配合のシャンプー(コラージュフルフル)などもある。少々お高いが・・・。内服は基本2カ月くらいだが、真菌培養で陰性になったら終了となる。
糖尿病や末梢動脈疾患の患者さんは特に足白癬の治療が重要である。足を切断なんて不便ですものね。
塗り薬でかぶれたと思ったら主治医か薬剤師に相談しよう。

お時間がある方は関連情報もどうぞ→ 真菌:お馴染みのカンジダ、マラセチア、クリプトコッカスなどについて。

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