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ガン:日本人の死因堂々第1位、日本人のふたりにひとりがガンになる!

2021/10/09
 
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尿からもいろいろわかる。
尿の色で病気がわかる

がん (Cancer)

上皮性の悪性腫瘍。

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肉腫 (sarcoma)

非上皮性の腫瘍。骨、軟骨、筋肉、脂肪、血管などにできる腫瘍。骨肉腫、軟骨肉腫、平滑筋肉腫など。
肉腫を起こす遺伝子はsrc(サーク)と呼ばれる。元々細胞にあったものはc-src、ウイルスに含まれるものはv-srcという。

医療用ウィッグ

抗ガン剤投与後2週間くらいから脱毛が始まる。睫毛、眉毛も抜け落ちていく。全身のあらゆる毛が抜けるが、そのときには引っ張られるような痛みを伴う。患者サロンで専門店を聞いたり調べたりして店に行ってみる。既製品ならそれほど高価ではない。抗ガン剤投与が終われば半年~1年程度で生えそろう。

ガンの歴史

最古のものは紀元前1,800年のパピルスにイムホテプというエジプトの医師が脂肪腫を記載していた。
他に手足の腫瘍、カポジ肉腫についても記載がある。乳腺腫瘍についてはよい治療法がないと記されている。
別のパピルスには子宮癌の症状と特異臭についての記述がある。

オンコロジー

腫瘍学。ギリシャ語のonkos(塊、重荷、劇場では悲劇の仮面)が語源。

オンコマウス

ハーバード大学のフィリップ・レーダーは乳ガンの研究のため、トランスジェニックマウスを使ってマウスのc-myc遺伝子を乳腺細胞だけで活性化させた。1988年オンコマウスと名付け特許を取得した。動物に認められた歴史上最初の特許だった。

ガンの原因

アメリカでは喫煙が1/3、食生活や感染が1/3、遺伝が5%とされている。
日本人男性では喫煙30%、感染症が23%、飲酒が9%、塩分摂取が1.9%、野菜・果物の摂取不足が1.4%、肥満が0.8%、運動不足が0.3%となっている。生活習慣を見直すことで防げる部分も多い。

ガンの家族歴

家族歴を有するヒトは自身に発がんリスクが高い可能性がある。スクリーニングや予防的介入がなされることになる。しかし家族歴の情報については自己申告に依拠しているため、不正確な情報だと不適切なケアに繋がるおそれがある。過小評価も過大評価も望ましくはない。

転移

血行性転移、リンパ行性転移、播種性転移がある。ガン細胞はメチル化や脱メチル化の異常のため正常細胞ではシャットダウンされている遺伝子がオンの状態になり移動できるようになっている。
iPS細胞はシャットダウンがリセットされた細胞であるためどのような細胞にもなれる可能性がある。

IARC(国際ガン研究機関)

WHOの外部組織。発ガン性リスクを評価・分類している(グループ1~4)。ヒトに対し発ガン性があると認定されたグループ1が最も発ガン性が高い。B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、ヒトパピローマウイルス、アフラトキシン、抗ガン剤、放射線、ピロリ菌も含まれる。

詳しくは農水省へ→ https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/iarc.html

脳腫瘍

がんとも肉腫とも言わない。

血管新生

悪性腫瘍は既にある血管から出芽による血管新生を促す。そこから腫瘍に酸素と栄養を供給する。低酸素誘導因子(HIF)により転写が促進される。VEGF(血管内皮増殖因子)は血管内皮を増殖させる。低酸素→HIFが増える→VEGFの産生が増える→血管が増える→ガン細胞が増殖する、となる。
そのどこかを阻害すればガンを大きくしないで済むと思われた。この抗VEGF薬が他の抗ガン剤と併用することで切除不能な大腸ガン、胃ガンの治療に使われている。

超大量化学療法

弱いからガン細胞に効かないのだとして何倍も投与することで骨髄抑制が生じ、白血球や血小板が減少、死に至ることも多かった。
ガンについてはまだまだ予防や治療のトレンドが変化しやすく医師や病院に任せきりだとリスクが高い。
その一方情報は溢れていてどれが正確か判断に迷うことが多い。

深達度

ガンがどの層まで達しているか。深達度、転移の有無で早期か進行ガンかを区別する。

粉瘤腫

白い膿がしこりの中から出てくる良性腫瘍。脂肪ではなくアテローマ。ニキビの大きいものというイメージ。
しこりが袋状になり垢が溜まって大きくなり破裂する。中身が汚いため漏れ出れば炎症を起こす。袋を取り除かなければ再発を繰り返す。臭う。悪性のガンでも臭う場合があるので見極めが大切。

アブスコパル効果

放射線が局所で腫瘍を縮小させる一方、全身では免疫応答を誘導する現象。

余命宣告

医師が行う余命告知はほとんどが自身の経験か「生存期間の中央値」。中央値は100人の患者の50人目が亡くなったときの生存期間に過ぎず、意味がない。体質や服薬アドヒアランスは人それぞれだからだ。

服薬アドヒアランス

患者自身が自分の病気を受け入れ、医師の指示に従って積極的に薬を用いた治療を受けることをいう。

有害事象 (TEAE)

薬物を投与された患者さんに生じた好ましくない、 あるいは意図しない徴候や症状、病気など。
薬物との因果関係がはっきりしないものを含む。

HER2 (Human Epidermal Growth Factor Receptor 2)

ガン細胞増殖に関わるタンパク質。乳ガンでは30%弱に見られる。

ガン告知

まずは情報を集めよう。治療の方向性などをメモして家に帰る。落ち着いてからセカンドオピニオンを求める。多くは外科で診断を受けるのでセカンドオピニオンは放射線治療医腫瘍内科医に求める。外科医は専門外だとよく知らないが、放射線治療医はすべての臓器のがん治療に関わるため詳しい。
アメリカの癌治療の6割は放射線治療だが、日本は3割に過ぎない。放射線で済むのに外科手術されているケースが多い。病院によっては年間の手術件数を増やすため。

入院治療

平均入院日数はどんどん短くなっており、平均19.5日。胃がん、大腸ガンでは早期なら内視鏡手術による日帰りも可能。
また放射線治療、化学療法では外来、通院で行う割合が増えている。早期なら仕事と治療の両立も可能。

仕事

がんと診断されたサラリーマンのうち30%は依願退職、4%は解雇、勤務中は48%。自営業者も2割は廃業に追い込まれている。
ガン保険は入っておいた方が良い。

晩発障害

小児がんの7割が治るようになってきたが、克服した子どもたちが成長した後に抱える問題。
成長や内分泌系などに異常が生じることがある。抗ガン剤や放射線療法でDNAに傷が付き二次的にガンが生じることがある。

造血幹細胞移植

化学療法のときに患者自身から取り出した骨髄を凍結保存し、化学療法終了後に患者の体に再び戻すこと。抗ガン剤で生殖細胞が死滅するのを避けられる。しかも自身の骨髄なので移植拒絶の心配が要らない。

セカンド・オピニオン

自由診療で30分1~2万円が相場。30分でも資料を読んだり画像データをチェックしたりするため準備に1時間ほどかかる。
他のスタッフの人件費を考えれば赤字ぎりぎり。しっかり準備してから臨もう。
関連情報はこちらにも→ 節約:診察、治療、入院、手術、通院、何であれ、費用がかかります。

全国基幹病院

大学病院に固執せず、名医が在籍している中堅の病院の方がいい医師に当たる可能性がある。
特に基幹病院では優れた治療が受けられる。
命がかかっているのだから手間を惜しまず、自身で調べよう。

腫瘍内科医

日本では臓器横断的な診療科であるため複数の科で患者を担当するチーム医療ができにくい。外科、放射線科、精神腫瘍科、緩和ケア、腫瘍内科医などが関わっていく必要がある。特に再発・転移した場合には全身疾患となるため全体的なマネジメントが必要となる。
アメリカでは14,000人もいるが日本では900人ほどしかいない。ガン拠点病院でさえ腫瘍内科医がいない病院も多数ある。

浸潤

原発巣から局所的に周りへと侵入していく。

転移

原発巣から遠く離れた部位に腫瘍を新しく作る。浸潤や転移があると切除が難しい。リンパ行性転移と血行性転移がある。

播種

悪性腫瘍細胞が胸腔や腹腔へ漏れ出し、広がること。

ガン

無制限に増殖を繰り返し(不死化)周囲の組織に入り込み(浸潤)血管やリンパ管に入り込んで離れた臓器に飛び火して増殖する(転移)。
まちがった栄養摂取でかかる病気。自然なものを食べて程よく運動していればかからない。都会に住んで過食していると難しい。

癌細胞にも栄養が必要。特にリンパ系のガン細胞はアスパラギン酸を必要とする。酵素薬はこのアスパラギン酸を分解、アンモニアにして癌細胞内のアスパラギン酸濃度を低くする。

二次ガン

日本ではレントゲン検査による二次ガンが多い。1回の胸部レントゲンで肺ガンの割合が5.4%増える。イギリスの調査ではCTスキャンで発生するガンが最も多く、次いで冠動脈造影、大腸造影のレントゲンの順となる。日本はCTの設置台数や胃のバリウム検査が多いことから日本人のガンの4.4%はレントゲン検査が原因とされる。

軽い病気や歯の治療で受けるレントゲン検査は避けた方がよい。
写真をCDにコピーしてくれる病院もあるので撮られる回数を減らすことができる場合もある(もちろん有料)。

上皮組織に生じた悪性腫瘍。皮膚、臓器の表面、消化管の内側の粘膜などにできたものをいう。そのうち浸潤、転移する。

がん

悪性腫瘍。血液がん(全体の5%)と固形がんがあり、血液がんは抗ガン剤が良く効く。抗ガン剤だけで完治することもある。

固形ガン

抗ガン剤の感受性がA~D群と幅広い。しかし胚細胞腫瘍と子宮絨毛ガンは抗ガン剤だけで治る。

絨毛ガン

妊娠の際にできる絨毛からガンになる。発生頻度は白血病より稀だが胞状奇胎を取り巻く胎盤から発生、肺や脳に急速に転移、死に至らしめる。葉酸拮抗薬を投与すると腫瘍はなくなりガン細胞から分泌される絨毛性ゴナドトロピンは減少した。

上皮がん

極性が失われ隣の細胞と手を繋がずに動き回れるようになる。転移するには更に血管かリンパ管に侵入、流れに乗って他所へ運ばれる必要がある。また血管やリンパ管の内皮に接着し外側の基底膜を破り増殖して初めて転移巣を作ることができる。

胚細胞腫瘍

男性では睾丸腫瘍、女性では卵巣胚細胞腫瘍があり、10~20歳代で発生することが多い。縦隔や腹腔内にできるものはより強力な抗ガン剤が必要となる。男性は泌尿器科、女性は婦人科に紹介され治療となるが、手術が専門で抗ガン剤治療に詳しい医師はほとんどいない。
海外では抗ガン剤を専門とする腫瘍内科医がこられのガンにしっかり対応している。強度の足りない抗ガン剤で初期治療されると時間を無駄にしてしまう。

卵巣嚢胞

2~20㎝と大きさは様々。良性のものと悪性のものがある。

多膿疱性卵巣症候群

妊娠適齢期の女性ににきび、顔の毛が濃い、生理不順、体重増加などが見られる。

肉腫

上皮組織以外にできる悪性腫瘍。確率は癌の1/50程度。筋肉、骨、血液、リンパ液、神経細胞などにできる。

ジスト

消化管間質腫瘍。胃の筋膜層にあるカハール介在細胞の前駆細胞が異常増殖し、腫瘍化したもの。
大きくなるものは早期に腹腔鏡下手術で切除する。手術以外に治療法がないガンだったが、グリベックの登場で進行ガンでも治るようになってきた。

ガン家系

遺伝によるものはガン全体の5%しかない。しかし母が20代で乳ガンになったとしたら娘も注意が必要。
あとはピロリ菌、肝炎ウイルス感染、慢性炎症等と生活習慣(喫煙、飲酒、不規則な生活、肥満など)次第。

手足症候群

抗ガン剤投与4カ月以内に出る手足の異常感覚、発赤、疼痛など。

遠隔転移

小さいガンでもリンパ節や血管の中に忍び込み時間が経ってから再発する。遠隔転移して再発となると完治が難しくなる。

ケラチンパール(癌真珠)

扁平上皮癌に見られる所見で、核を含んだ角質からなる同心円上の構造物。
扁平上皮癌の組織的特徴として角化があるが、これはがん細胞の細胞質においてケラチン✿が蓄積することによる。

ケラチン産生の亢進している扁平上皮細胞が密集して円形の集団となると、顕微鏡レベルでは真珠の玉の様に見えることから癌真珠と呼ばれる(ケラチンはHE(ヘマトキシリン・エオジン)染色で赤く染まる)。また、扁平上皮癌では細胞間橋形成やシート状配列も代表的。

✿ケラチンとは上皮細胞の中間フィラメントであり、細胞骨格を構成するタンパク質のひとつ。爪も髪もケラチン。

皮膚ガン

真皮の中までガン細胞が入り込んだもの。表皮内に留まっているのは表皮内ガンと区別する。転移しないためきれいに切除でき、完治するが、真皮には血管やリンパ管が多数あるためガン細胞が全身に広がる転移のリスクが高まる。

EGFR

ガン細胞の細胞膜にある上皮成長因子受容体。遺伝子の一部に変異があると増殖因子がなくても細胞が無秩序に増殖する。日本人の腺ガンの40~50%で遺伝子変異が見つかる。ゲフィチニブには変異によるガン化を抑える働きがあるとわかり遺伝子検査で変異がある患者に限り適応の分子標的薬となった。

腫瘍崩壊症候群

強力な抗ガン剤投与でたくさんのガン細胞が短期間に大量に死滅すると壊れたガン細胞から核酸などの物質が大量に血中に放出され、重篤な障害が起きる。
リンパ腫細胞が多いとき抗ガン剤やリツキサンにより大量のリンパ腫細胞が急速に壊され血中の尿酸が増加、カリウム値やリン酸値の上昇、腎機能障害、不整脈などが起こること。可能性が高いとわかっているときは尿酸の分解を促すラスリテックを点滴する。

菌血症(AMR)

抜歯すると数時間は血中に心内膜炎を起こす細菌数が増加する。歯磨きでも一過性菌血症を引き起こすことがある。薬剤耐性による菌血症死亡者はMRSAで6,000人、FQREC(フルオロキノロン)で4,000人(2017年)。

卵子保存

受精卵の保存と未受精卵の保存がある。未受精卵は凍結ダメージを受けやすく妊娠率が低い。既婚女性の場合なら夫の精子と受精させた受精卵で凍結保存し、未婚女性は卵子のまま凍結保存することになる。卵子の採取は身体的侵襲、合併症を伴う。女性患者から希望があった場合、血液内科の担当医がA-PARTの事務局と連絡を取り採取施設や日程を調整する。全額自己負担。

喫煙

喫煙を止めれば日本人のガン死亡のうち男性40%、女性5%が減らせる。煙が直接触れる部分への影響は大きく、喉頭ガンの96%、肺ガンの72%、食道ガンの48%が喫煙による。他にも膵臓ガン、肝臓ガン、胃ガンにも影響している。喫煙には爆心地から半径1㎞以内で被曝するのと同じガンリスクがある

飲酒

大腸ガンでは日本酒換算で毎日1合以上飲むヒトは飲まないヒトより発ガンリスクが1.4倍、2合以上では2倍、4合以上だと3倍にもなる。
日本の男性ガン患者の13%は毎日2合以上の飲酒をしている。ガンと飲酒の関係を考えるとき問題なのは1週間当たりのアルコールの総摂取量であり、休肝日は言い訳にならない。

コーヒー

膵臓ガン、肝臓ガン、子宮体ガンを予防する効果がある。男性の場合毎日3杯以上飲む人は膵臓ガンになるリスクが4割下がる。
肝臓ガンでは毎日飲む人は男女ともリスクが半分に減少する。コーヒー大国ブラジルのサンパウロに住む日系一世の肝ガン死亡率は日本国内の半分以下。肝臓ガンの9割以上はB型・C型肝炎ウイルスが原因なのでコーヒーのクロロゲン酸に炎症を和らげる効果があるとされる。
コーヒーを飲むと運動したのと同様に糖の消費が進むため血糖値を下げるインシュリンを分泌する必要がなくなる。
インシュリンは糖尿病や運動不足によるガンを増殖させる。

COFFEE
1日3杯くらいまで。過ぎたるは及ばざるがごとし。

野菜・果物

アブラナ科のブロッコリー
ブロッコリーもアブラナ科

ハイリスクグループでは野菜・果物の合計量が100g/日増加すると食道ガンのリスクが約2割下がった。野菜の中でもアブラナ科のものが良い。グルコシノレートが消化されイソチオシアネートに分解され、発ガンを抑える。

✿アブラナ科の野菜:ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、ケール、カラシナ、青梗菜、小松菜、大根、カブ、
白菜、ルッコラ、クレソンなど。さほどえぐみもないから食べやすい。

アブラナ科のことはこちら→ https://lpi.oregonstate.edu/book/export/html/2471

疼痛ケア

進行しても医療用麻薬を中心とした緩和ケアを受ければ痛みを取れる。医師の指示通り服用すれば中毒になることはない。しかし日本の医療用麻薬の使用量はアメリカの1/20以下。ガンに限ってもドイツの1/5、アメリカ、フランスの1/3しかない。
進行していなくてもガンと診断された時点からケアが必要と考えられている。
転移のある肺ガン患者でもカウンセリングなどで心のケアをしたところ3カ月の延命効果があった。

ガンと仕事

罹患した人の約30%が依願退職、40%が解雇となる。自営業の約13%が廃業する(2004年厚労省調査)。

胃癌検診

バリウム検査は海外では殆ど行われていない。精度が高い内視鏡検査の方がよい。

大腸がん検診

便潜血反応検査は1本法、2本法、3本法があるが2本法(異なる日に採取して血液の混入を検査)が一番効率がよい。

肺がん検診

胸部レントゲン検査(0.05mSv)が必要だが、CTに比べれば被曝線量は1/100程度なので年に数回受けても発ガンを危惧する量には達しない。

CT

1回の線量は7mSv。胸部レントゲン140枚分が一回に集約される。

腹部エコー検査

膵臓癌のように腹部エコーで偶然見つけられないと手遅れになる。腹部のエコーを撮るときはついでに肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、胃、腸、卵巣または前立腺、膀胱などもついでに診て貰うとよい。エコーに被爆の害はない。

おとなしい癌

甲状腺癌、高齢者の前立腺癌など。手術も抗がん剤投与もせず経過を見守り、周囲に浸潤したら手術する。アメリカでは交通事故で死亡した人でも60歳代以上の100%に甲状腺ガンの細胞が見つかった。ある年齢以上なら微小癌は見つかる。韓国ではがん検診ブームで甲状腺癌の診断が増えたのに死亡率は減っていない。
たくさんの人たちが甲状腺の全摘手術を受け、一生甲状腺ホルモンを飲み続けることになった。
過剰診断、過剰治療の最たるもの。前立腺癌も70歳以上の男性の5~6割は持っているが寿命に影響はない。
ただし、膵臓癌は進行が早いので毎月検診を受けるくらいでないと手遅れになる。

甲状腺ガン

殆どは乳頭ガンで進行が遅く初期段階では症状が出ない。ほんの数%だが進行が早い未分化がんがある。見つけるにはエコー検査。
進行が遅くてもいずれ大きくなり、転移したら手術も大がかりになる。「切らなくていい」と言われるとついそうしたくなるが、ガンに変わりはない。合併症や再発がないうちに切除する方がよい。

臓器模倣

ガン細胞は移転先でその臓器の構造を模倣するような増殖形態を取ることがある。肝臓に転移すると肝細胞に類似した血管を挟んで縦に並ぶ。機能を果たすのに最も効率がよい構造を採る。


ガン細胞も増殖するには血管から栄養を盗む必要がある。血管増殖因子を分泌して新しい血管まで作る。元々ある血管に沿って増殖すれば更に効率よく増えることができる。
このため転移先がわかっても原発巣がどこかを特定するのが困難になる。

小児ガン

grapefruit
グレープフルーツは薬との飲み合わせに注意!

発生部位に関わらず子どもが罹るガンはそう呼ぶ。生存者が増えるに従い晩期障害の影響が懸念されるようになってきた。
小児ガンの半分は血液のガン。末期は血小板の輸血をしないとあらゆる所から出血して血を吐いたり脳内出血を起こしたりする。
1~2日おきに看護師が輸血しなければならない。髄腔内注入が必要となることもあり、在宅は難しい。

  • 白血病:小児ガンの40%を占める。
  • 脳腫瘍:20%を占める。神経膠腫(グリオーマ)など。
  • 横紋筋肉腫:頭頸部、泌尿器、生殖器、手足に発生する。
  • 神経芽腫:脳腫瘍に次いで多い。
  • ユーイング肉腫:骨に発生する肉腫。頭頸部、脊椎、骨盤など。
  • 網膜芽細胞腫:95%が5歳までに発見される。目の機能温存が目的。
  • ウィルムス腫瘍:腎臓に発生。5歳までに90%発症する。
  • 悪性リンパ腫:特に縦隔、腹部の発生が多い。

    関連情報はこちらにも→ DNA:PCR法、HLA、遺伝子、ゲノム、染色体などについてざっくりご説明。
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