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感染症:細菌やウイルスから身を守るには、どうすればいいの?

2021/09/05
 
桜・白
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感染症予防の心がけ

Streptococcus pneumoniae
肺炎球菌
  • 食事の前、トイレの後には手を洗う。これだけで感染症に罹る率を20%抑えることができる
  • トイレの水を流すときは蓋を閉める。エアゾール効果で微生物が肺に入るのを防げる。
  • 枕は2年で交換する。2年使った枕の重さの10%はダニの死骸とフンの重さ
  • 月に2回は冷蔵庫を掃除する。リステリア菌は4℃でも繁殖できる。
  • 魚を生食するなら一度冷凍する。アニサキスが死ぬ。タルタルステーキも冷凍すればサナダムシに寄生されない。フランスでは年に10万人がサナダムシの被害に遭っている。
  • 日持ちしないものに注意する。手作りのマヨネーズなど。
  • スポンジは菌の温床になりやすいので殺菌して乾かす。濡れたままの布巾は使わない。
  • 湿ったタオルは使わない。24時間で増殖し紅斑や感染症を引き起こす元になる。
  • 最低でも1回/週はシーツを洗う。洗い流す効果は計り知れない。
  • 歯ブラシは定期交換する。インフルエンザやアンギーナに罹ったときは特に。私は毎月1日に交換している。
  • テレビのリモコン、ライトのスイッチ、携帯、眼鏡、時計の裏側なども掃除する。
    みんなの大好きな携帯・スマホの92%は微生物まみれ、16%が大腸菌まみれ
  • 体を洗うときは上から下に洗う。一番汚いのは手である。肛門に届くのは手のみだから。
    温泉や銭湯に入るなら必ず、手と肛門だけは洗ってから浴槽に入っていただきたい。

感染症対策

飛沫感染に2m以内ではマスクなど個人防護具(PPE)で対応する。着るのも脱ぐのも一苦労(忙しい中時間がかかる!)である。そして暑い。
空気感染には陰圧状態にし、N95マスクを着用する。こうまでしないと結核病棟での勤務はできない。
コロナもしかり。だから軽症者であっても人手を食うのだ。
出歩いてはいけないのをいいことに、ナースコールを鳴らして「ソーダ買ってきてよ」なんてホストさんがいたらしい。病気になるのは罪ではないが、多忙な医療者に余計な手間をかけるのはヒトとしてどうかと思う。

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老化

  • 解剖学的変化が起こっている。新陳代謝が落ちるので傷が治りにくくなる。
  • 生理機能が落ちてくる。お酒も肉も昔ほど捌けなくなってくる。
  • 多数の内服薬を飲んでいる方が多い。薬だけで腹一杯になるという方もちらほら。

救急において歯と脂肪がないと困る。頬がこけているとバッグバルブマスク換気を密着させにくく、しっかり換気できない。口筋を鍛え(堅いものもよく噛んで食べる)、歯を大切に(歯周病や虫歯を放置しない)してほしい
頸椎の可動域が狭くなっていると頭部後屈が難しくなり、気管挿管が難しい。
肺が固く繊維化していたり肺気腫が進んでいたりすることもある。ちょっとした病変でも簡単に低酸素血症に陥りやすい。
循環では内分泌による調整力低下、血管が固く脆くなっているため静脈ルートが確保しにくい点が挙げられる。
誤嚥性肺炎になりやすいが、無闇に抗菌薬投与でよいわけではない。ドレナージができていれば抗菌薬投与は必要ない。
敗血症まで進むと免疫力が更に低下し二次感染のリスクも出てくる。

感染経路

接触感染、性的感染、唾液感染、経口感染、飛沫感染、飛沫核感染、ベクター感染、血液・臓器感染、母子感染がある。

母子感染

妊婦検診の中に感染症検査がある。リスクがわかれば対策が取れる。
成人T細胞白血病の場合、不顕性感染者が日本人には1%ほどいるが、感染者とわかれば母乳を与えないことで感染を防ぐことができる。
定期健診も受けないで出産する(最近多いらしい)のはだれのためにもならない。

経胎盤感染

風疹、サイトメガロウイルス(CMV)、HIV、トキソプラズマ、梅毒など。
先天性CMV感染症により1,000人/年ほどの赤ちゃんが難聴や精神遅滞になっている。

経産道感染

淋病、HIV、B型肝炎など。出産時の出血により血液感染する。わかっていれば帝王切開となる。

ベクター感染

昆虫やダニが媒介する。節足動物により媒介されるウイルスをアルボウイルスという。日本脳炎、マラリア、ジカ熱、デング熱など。

疫学(epidemiology)

流行、伝染病(epidemic)が語源。ギリシャ語の上(epi)と人の集団(demos)に由来する。集団における健康と疾病に関する学問。

BSL(Biosafety Level)

生物学的封じ込めレベル。1~4まで。日本では物理的封じ込め (Physical Containment) を意味するP1~P4までが使われる。
病原性が高くワクチンも治療薬もないエボラウイルスなどを研究するにはレベル4を満たす施設でなければならないのはどの国でも同じ。

レベル4施設

スーツタイプとグローブボックスタイプがある。日本の武蔵村山市のものはグローブボックスタイプで不十分。
治療薬開発を目指すならサルなど大型動物を使った実験が不可欠だが、スーツタイプでないと作業空間が狭くてできない。

陰圧

部屋の内側を外側より気圧の低い状態に保つ必要がある。実験室内で病原体の取り扱いに不備があった場合でも空気と一緒に室外へ出てしまうのを防ぐため。
空気は気圧の高い方から低い方へ流れるため陰圧の方から空気が漏れ出るおそれはない。
また感染動物には麻酔をかけるが逃げだそうとした場合でも二重扉は防御壁となる。

ケミカルシャワー

防護服の上から消毒薬を数分浴びないと更衣室に戻れない。実験で使った器材や廃棄物はオートクレーブの高温高圧水蒸気で病原体を死滅させる。

アウトブレイク

突発的な感染症の流行。

パンデミック

世界的大流行。患者の血液や体液と接触しかねない医療従事者が最も感染リスクが高い。

指定感染症

分類前だが1~3類と同等に扱えるようにするもの。入院勧告、強制入院可能なため公費負担。2類指定病院は348、1,712床しかない。

RO(Basic Reproduction Number)

基本再生産数。ひとりの患者から何人に感染するかを表す。インフルエンザは1.4~2.5人だが麻疹は12~18人。
詳しくは日本疫学会へ→ https://jeaweb.jp/covid/glossary/index.html

スーパースプレッダー(Super Spreader)

多くの人(10人以上)への感染拡大の感染源となった患者さん。

CFR (Case Fatality Rate)

致死率、致命率。「死亡数」を「全患者数」で割ったもの。大きいほど死者が多くなる疾患といえる。
狂犬病、エボラ出血熱など。

ウイルス

ルスではない。イは大きく書く。エボラウイルス属、マールブルグウイルス属、クリストリジウム属、ハンタウイルス属、ブルセラ属、リケッチア属、インフルエンザウイルス属、サルモネラ属、シゲラ属、ビブリオ属、フラビウイルス属、マイコバクテリウム属、志賀毒素など。

RSウイルス (Respiratory syncytial virus)

5類感染症。生後2歳までには100%感染する。飛沫、接触で感染する。ときに老人ホームでも発生する。RNAウイルスでA型、B型がある。乳幼児に呼吸器疾患を起こす。低体重児や免疫不全、ダウン症児では入院が必要になるほど重症化することがある。

関連情報はこちらにも→ 人獣共通感染症:野生動物からも家畜からもペットからもうつります。

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