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食器、家のお手入れ、ヨーロッパの社交のマナーについてざっくりと。

2021/10/12
 
ハイティースタンド
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afternoon tea
アフタヌーンティー

日々の家事には終わりがありません。買い物して作って食べて洗って収納。外出が憚られる日々が続いていますが、いざお呼ばれしたときのマナーは知っているといいですね。まあ日本やアメリカには貴族がいないので、ヨーロッパのマナーとはかなり違いがありますが・・・。また男女差をなくそうとする昨今、マナーもだんだんと変化していくのかも知れません。
しかし気配りが要らなくなることはなさそうです。そのやり方が違っていくだけで・・・。
仕事で疲れたらたまには予約を取って外食してみるのも気分転換になりますね。

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銀食器

ビニール袋に入れて密閉してから黒いシルクの布に巻く。空中の硫黄分などで黒ずんだらクリストフルの銀磨きで美しく磨き上げる。
手間をかけた分美しく輝く。

キャンドル

白かアイボリーがよい。山では赤、海では青や緑などクロスに合わせる。高さは顔と同じ位にする。低いと女性の美しさを損ねる。

食卓の花

クロスや食器に調和する色にする。香りの弱いもので、低めに活ける。友人同士の集まりなら、グラスにバラを浮かせるのもよい。
小鉢にチョコやボンボンを入れてもアクセントになる。陶花も素敵である。

ジョサイア・ウェッジウッド

クラフトマンであり、「英国陶工の父」とも呼ばれる実業家。チャールズ・ダーウィンは孫。
新古典主義など時代に好まれるものを察知する才覚もあった。シャーロット王妃、エカテリーナ二世、アメリカ大統領府からも注文が来るほどだった。
生まれたストーク・オン・トレントにウェッジウッド美術館がある。美術品8万点があり、工場と直結している。ティールームでアフタヌーンティーも楽しめる。もちろんフィンガーサンド、スコーン、お菓子の3段重ね、紅茶は50種類から選べる。
ここで作られた陶磁器は船でイギリス各地に送られた。
1759年ジョサイア・ウェッジウッド一世により設立された窯。
ファインボーンチャイナとは、牛骨灰を混ぜた焼き物。堅牢で美しい乳白色。
ワイルド・ストロベリー、ジャスパーは夙に有名。イギリス人はストロベリーが好きなのだそうだ。
ストロベリーのモチーフも年代によっていろいろ変わっていて、パターンブックに残っている。
ジャスパーのレリーフのモールド(型)はベテラン職人が手作業で彫る。モールドルームにはすべての原型が保存されている。

  • ライニング
    カップや皿の縁に22Kのゴールドでつける装飾。
  • ギルディング
    22Kゴールドを模様にたっぷりと載せ、盛り上がったようなテクスチャーにする技法。極細の筆で職人が作る。
  • グレイジング
    釉かけ。ポットなどに万遍なくかけるのは技術が要る。
  • 釜焼き
    ジャスパーは釉(うわぐすり)をかけずに1,200℃の釜で30時間もかけて焼成する。
  • ワグラー
    型から彫ったレリーフを剥がすためのスパチュラのような道具。食器は実に個人的嗜好が分かれるところ。
    日本の暑い夏にはストロベリー・ブルーム・インディゴが涼しげでいいかも知れない。
    ジャスパーも水色ばかりでなく、ピンク系や茶系もあり、壁に飾るフェスティバル・トレイもある。
    端午の節句、クリスマス、ニューイヤー、花見、ひな祭りなどがある。
  • ピーターラビット
    世界一有名なウサギのイラストが描かれている。ひとり用のポットとティーカップが重ねられるようになっているのをティーフォーワンという。
  • セット
    偶数で揃えるのがセオリー。柄も揃えた方がエレガント。あまりまちまちだと落ち着かない。
    オフィスではティーバッグでも、お休みの日はゆったりポットで茶葉を蒸らして淹れてみよう。

ロイヤル・ドルトン(英)

マンチェスターに近いストーク・オン・トレント駅からバスで30分の所に工場がある。食卓に飾る陶花は殊に有名。

ホールマーク(英)

ヘンリー8世によって入れられるようになった刻印。銀の純度を調べ、ナイフやフォークに入れられる品質保証のマーク。

ロブマイヤー

1836年ハプスブルク家にシャンデリアとテーブル・セットを納め、王室御用達となった。以来王宮、オペラ座、ホテルを飾ってきた。
硬くて傷つき易いカリ・クリスタルを使用。

サン・ルイ(仏)

ルイ9世に因んで付けられた。ヨーロッパーで初めて鉛入りクリスタル・ガラスを作ったメーカー。

ルネ・ラリック(仏)

昆虫や植物を題材にしたジュエリーを製作。アール・デコの代表。透明クリスタルとフロステット・クリスタルの組み合わせが独特。

バカラ

ご存じフランスのクリスタルブランドの名門。パリにバカラ美術館も持つ。バカラ製のシャンデリアがこれでもかと吊されていて圧巻。パリに行かれたらぜひ。M.O.F.(フランス最優秀職人)をたくさん抱えている。

ドーム(Daum)

フランスの4大クリスタル・メーカーのひとつ。オーギュストとアントナンの兄弟が始めた。

クリストフル

シルバー・カトラリーと言えばここ。まさに「銀の匙を咥えて生まれる」というイディオムを通りかかるたび思い出す。

ピュイ・フォルカ

純銀製のカトラリー。銀磨きで磨くと美しい。

ボーン・チャイナ

骨灰磁器。光に翳すとぼうっと透けて見える。軽く上品。動物の骨灰を入れて焼くが、縮みが大きく高度な技術を要する。
18世紀半ばにボー窯が特許を取った。

ストーン・ウェア

炻器。不透明で気孔性がなく有色のものが多い。ライン川流域で盛んに焼かれ、ジョサイア・ウェッジウッドによって発展した。
ウェッジウッドのジャスパー・ウェアがこれ。

アイス・クラックド・グラス

器に細かいひび割れを入れる技法。高温のガラスを一瞬水に浸し、氷裂文を生じさせ、再加熱してひび割れをよく馴染ませる。

ホヤ(HOYA)

1941年東京の保谷で創業。クリスタル・ガラスの通電熔解に成功。

黒文字

クスノキ科の落葉低木。爪楊枝の原料。

蘭曳(らんびき)

江戸時代に使われていた蒸留器。難波や堺の豪商は客間に常備し、来客があるとその場で蒸留酒を作って振舞った。
美しい焼き物の蘭曳が博物館に残っている。

塩入れ

その昔、上質な塩を供することはその家の主人の財力を示すほどのことだった。
銀製や象牙性もあり、装飾が施されていて主賓の前に置かれていた。Above the salt(上座)、below the salt(下座)はここに由来している。

磁器

石を砕いた粉で作られ、1,300℃~1,400℃で焼かれる。表面は白く硬く滑らかで、水を吸い込まない。
美濃焼、有田焼、瀬戸、九谷焼等。

陶器

粘土から作られ、1,100℃~1,200℃で焼かれる。釉(うわぐすり)をかける前は土の色そのものでざらざらし、吸水性があり、割れたり欠けたりしやすい。織部、唐津、薩摩等。

洗剤

使うのは5種類で十分。重曹、クエン酸、過炭酸ナトリウム、アルコール、石鹸のみで事足りる。トイレ用やキッチン用などと、あれこれ揃えなければならないというのはメーカーのCMによる洗脳。汚れの性質に合わせればこれで十分。

掃除

埃はワイパー、水垢はクエン酸、カビ・雑菌はアルコールと過炭酸ナトリウム、油汚れは石鹸、皮脂は重曹水で対処する。

酸性の汚れ

アルカリ性洗剤を使う。重曹、過炭酸ナトリウム、石鹸など。

アルカリ性の汚れ

酸性洗剤を使う。クエン酸水。水垢、石鹸カス、焼き魚、たばこ、ペット、洗濯の仕上げに。塩素系と混ぜるとガスが発生するため絶対に混ぜないこと。カルシウムを溶かすため大理石などには使用しない。金属に付いたままだと錆の原因になる。目に入ると激痛。濯ぎ、拭き取りはしっかりやる。

カビ・雑菌の汚れ

過炭酸ナトリウムとアルコールで防ぐ。黒くなったものは塩素でしか落とせない。

埃、塵

掃除機で吸い取る、ワイパーで拭き取る、雑巾でから拭き、水拭きする。油と混じると固まって落としにくくなる。

クエン酸水

水200mlにクエン酸小さじ1/2と一緒にスプレーボトルに入れ、2週間で使い切る。頑固な所にはキッチンペーパーなどにパックして時間で緩める。浴室の鏡、蛇口、洗面器の石鹸カスなど、水のカルシウムやマグネシウムと界面活性剤が固まったものに効く。
トイレのアンモニア臭にも効く。臭うのは尿はねのせい。壁や床にはねている。信じられないほど上まで!

石鹸

酸が付着していると中和され洗浄力が落ちる。酢、レモン、ドレッシングなど酸味のある食品はペーパーなどで拭き取っておく。泡が消えると汚れが戻ってしまうので時間をおかずにすぐに泡と一緒に流すこと。純石けん、脂肪酸ナトリウムと書かれていないものは合成洗剤である。合成洗剤の普及とアトピーの患者数は相関している。

魚焼きグリル

受け皿に重曹を振りかけお湯に浸す。5分おいてから擦り洗いする。シンクを堰き止めお湯を張って過炭酸ナトリウムにつけ置きしてもよい。

レンジ、オーブン

庫内は重曹水で拭き取る。こびりついた汚れはメラミンスポンジで取る。嘘のようによく取れる。

布巾

鍋に水と布巾を入れ過炭酸ナトリウムを小さじ1杯入れて加熱。沸騰前に火を止めそのままつけ置き。温度を上げすぎると漂白効果が落ちる。布巾はかや生地を使う。使うほど柔らかくなりグラスに繊維が残らない。麻、綿で織られた生地で吸水性が良く麻は速乾性にも優れる。
天然繊維なので熱にも強い。マイクロファイバーは煮洗いができないが、エッジがあるので床拭きには適している。

ベーズマン

女性の手の甲にキスすること。ヨーロッパでしか見ないが・・・。

握手

マナーとしては、男性から女性に、若い女性から年配の女性には先に手を出さない。

招待を受けたら

夜8時半頃招待されたら少し遅れて到着すること。面接ではないので早くは行かない。相手も準備があるから。髪はまとめマニキュアをチェックしておく。剥げたネイル、強すぎる香水はげんなりする。女主人が座ってから席につく。お開きの合図は水で割ったオレンジ・ジュースが出る。

アフタヌーンティー

1840年頃イギリスの貴族は遅い朝食と夜8時頃の夕食の二食だった。空腹に耐えられなかった7代目ベッドフォード公爵夫人アンナ・マリアが午後4時頃に秘密のティータイムを過ごすことが日課となった。天蓋付きベッドの自分の部屋でひとり時間を楽しんでいたが、親しい女友だちを招くようになった。ゲストが増えてくるとお茶専用のドローイングルームに場を移し、お気に入りのカップや銀器を設えるようになった。それが社交の場となり午後のお茶会と呼ばれるようになった。

ウォーバン・アビー

アフタヌーン・ティー発祥の館。ロンドンから車で約1時間。敷地360万坪、湖、馬場、ゴルフコース、サファリパークもある。
敷地内には宿泊施設、アンティークショップ、ギフトショップもある。

R.S.V.P

インビテーション・カードの下に書いてあるフランス語。「Répondez s’il vous plaît」の略語。「お返事お待ちしております」の意味。
住所が書かれていれば手紙で、電話番号が書かれていれば電話で返事をする。「regrets only」とあれば欠席の場合のみ連絡する。

招待状

出す方は主催者、日時、場所、ドレスコードの他、パーキングの有無なども書くとよい。

お礼状

どんなに疲れていてもその日か翌日にはThank you letterを出す。葉書ではなく封書で、できれば万年筆で。数日経ってからアレンジメントを届けるのもよい。「そろそろパーティーのお花が枯れる頃かと思いまして」とメッセージを添える。

コーディネート

靴、帽子にも手を抜かない。

盛り付け

いただく方は盛り付けを崩さず料理の景色を尊重する。同席する人からも美しく見えるように食べていく。
食べたあとの皮や骨も更にコンパクトにまとめておく。
お出しする方は平たく盛り付けるよりこんもりと山のように高さを付けて盛り付ける。あくまで美しく。美味しさには美しさも含まれる。

ステーキ

碁盤の目のように縦横ラインで切らず、斜めラインに切ると繊維質が切りやすくなり、肘が下がって優雅な所作となる。
肉は最初から全部切るのではなく、左から食べるたび切っていくと肉汁が流れ出ず、美味しく食べられる。

マーキー

ガーデンパーティで張られるテント。中でサンドイッチ、スコーン、ペイストリー、アイスクリーム、チョコレートなどが並べられる。
ロイヤルファミリー専用テントには立ち入れない。この貴族制度という概念がアメリカにはない。

カーテシー(curtsy)

陛下の前で左足を斜め後ろに引き少し膝を曲げるご挨拶。一般人がする機会はあまりない。ノーベル賞でも受賞したらグスタフ陛下の前でできるかも・・・。

ティーパーティーでの手土産

マダムに生ケーキは失礼。ホステス(女主人・招待者)側は食べきれないほどお菓子を用意している。どうしてもお菓子を持参するなら日持ちするものを選び、「ご家族と召し上がってください」と伝える。生花も避けたい。コーディネートに合わない場合もあり、花瓶が足りないこともある。
ゲストを迎えるマダムに余計な手間はかけさせない。無難なのはチョコレート。メッセージカードを入れておく。

訪問

パーティーのスタート時間より5分遅れで着くようにする。馴れたマダムでも準備で時間に追われる。相手にゆとりを持たせる心遣いも必要。

レシービングライン

主催者が入り口でゲストをお迎えする立礼。ラインがあるときは並んでご挨拶をする。軽い会釈で十分。

ドローイングルーム

正式なティーセレモニーは専用の部屋で行う。暖炉に近く庭が見渡せる席は上席。入口側が末席。主賓もお詰めも役割があるため考えて席に着く。

マントルピース

ドローイングルームの中央にある。豪華絢爛な装飾を施した天井まであるようなものもある。この前にローテーブルとソファをセッティングして行う。

ハイティー

ダイニングルームで行うティータイム。ハイティーのハイはテーブルの高さ。ダイニングで使用する背もたれのある椅子はHigh Back Chairという。ハイティーは労働者階級から始まったものでお茶の飲み方もマナーもアフタヌーンティーとは別物。

アンダークロス

ローテーブルに掛ける。滑り止めと緩衝の役目をする。滑って食器を割ることもなく、カップやカトラリーを置いたとき耳障りな音がすることもない。

ナプキン

自前のナプキンを持参するのはタブー。「お宅のナプキンは汚い」という意思表示になってしまう。ディナー用、ランチ用、ティー用、カクテル用とサイズが小さくなる。ティー用には間にペーパーナプキンが挟まれていることがある。レースやオーガンジーなどの素材が多いため重ねてくれる。勢いよく拡げてしまうと床に落ちてしまうので必ずチェックする。ないこともあるので持参するとスマート。


ティーナプキンに口紅やバターをつけるのは気が引ける。皿に残ったジャムや口紅はさっと拭き取り持ち帰り袋にいれて席を立つ。使ったことが分かる程度に軽く畳む。あまりにくちゃくちゃなのは見苦しい。綺麗に畳むのはお泊まりする客の場合。

ティーナイフ

その家の格と歴史がわかる。銀器はその昔貨幣価値を持っていた。

Born with a silver spoon in one’s mouth.」という慣用句はここから来ている。ハンドルがマザー・オブ・パール(白蝶貝)やアイボリー(象牙)でできているものやブレード部分に繊細な細工が施されているものなどがある。
貴族の館では陶磁器はチャイナルーム、フォークやスプーンはカトラリールームに保管されたが、ハンドルが象牙や白蝶貝のナイフは特別室で厳重に保管された。

アフタヌーンティーパーティが終わると上級使用人が厳重に1本ずつチェックし、保管部屋の鍵は女主人が自ら管理していた。
特に大切なナイフはレースと一緒に自分の部屋で保管することもあった。

カトラリー

食べ終わったらプレートの上に表向きに真っ直ぐ置く。アッパークラスは4時でなく6時が定位置

ネストテーブル

大きさが違う大中小のテーブルが入れ子になった家具。カップ&ソーサー、サービス用のトングやサーバーなどを並べておく。冷たいジュース類やこぼした人用に予備の食器、お湯を張ったボウルやリネン類まで万全に揃えておく。

ティー

メインなので最低でも茶葉は2種類、フォーマルなら3種類以上用意する。中国系、インド系、オリジナルのハウスブレンドがあるとよい。2杯目は注ぎ足し不可。飲みきってから淹れるかスロップボウル(日本の湯こぼし)を用意しておきゲストの目に触れないよう流す。そのとき空のカップをケトルからお湯を入れさっと洗い流すとよい。紅茶は香りを楽しむものなので前に飲んだ香りが残っていたら台無し。

スロップボウル

マダムひとりでおもてなしするときの強い味方。ステンレス製、陶磁器製などがある。シノワズリー風に日本の建水(茶道で用いる)を使うこともある。カップを温めたり漱いだり、冷めたお茶を流すのに使う。

ティーキャディ

日本でいう茶筒。銀製、陶磁器製、硝子製などがある。茶葉が貴重だった時代には鍵付きもあった。

キャディスプーン

ティーキャディから茶葉を移し替えるためのスプーン。中国から輸入していた頃計量スプーンに貝殻を使っていたことからシェルシェイプと呼ばれる貝殻をモチーフにした形が多いが、今はデザインも大きさもいろいろある。銀製はコレクターも多い。

ティーの飲み方

必ずソーサーを持つ。タイミングは「どうぞ温かいうちに召し上がってください」と声かけがあり、主賓が口をつけたとき。喉を見せるのはエレガントではないので顔でなくカップを傾けるようにする。

ティースタンド

二段のものをTwo tier stand、三段のものをThree tier standという。一番下にサンドイッチ、二段目に生菓子、一番上に焼き菓子が置かれる。下から食べていく。スコーンは焼きたてを温かいうちにサービスするため専用の器にドーム型の帽子を被って出される。
ビュッフェのようにあれこれ食べるのではなく、まずはサンドイッチからいただく。

ティーフーズ

プレートにサンドイッチから取り分けて食べる。方法や量はマダムや主賓にならう。ティーフーズは左手でいただく。カップを持つのは右手なのでハンドルに油をつけないため。サンドイッチで一番はキュウリ。

スコーン

上下に手で割りジャムを塗ってからクロテッドクリームを塗る。先にクロテッドクリームを塗ると熱で溶け中に入り込んでしまう。フォーマルな席ではべた塗り禁止。一口サイズにして口に運ぶ。

クロテッドクリーム

ジャージー乳の上澄みを固めた濃厚なクリーム。

マーマレード

朝食に出てくるイメージがあるためアフタヌーンティーパーティには出さない。ベリー系のジャムがよい。2~3種類用意し、ジャムディッシュに入れて出す。

タブー

カップの裏側を見る(ブランドを知りたくてついやりがち)、音をたててお茶を飲む、足を組む、靴を脱ぐ(日本以外)、肘をつく、髪を掻き上げる(花粉、フケ、ウイルスが飛び散る!)、カップの口紅を指で拭うなど。

自宅でのおもてなし

いきなり食卓に案内せず、まずはソファへ。食前酒で語らい、ひと時を過ごす。おつまみを勧めるのはホスト(主人)の仕事。話が弾み、食欲も湧いてきたところで、テーブルへ。男女交互に座ってもらう。ダブル・ソーサーの上にナプキンと季節の花を一輪。赤・白ワインはどの席からも手が届くように置く。当日のメニューが手作りで各々の席にあるとなおよい。

花の贈り方

女性から男性には普通贈らない。入院中の男性、父親、上司ならば可。男性から男性には禁物。上司、父親,息子に限る。子供は家族の女性,学校の女性の先生に。男性が既婚女性に贈るのは赤いバラ以外はみなOK。独身の愛する女性には赤いバラを。愛する既婚女性に秘密のメッセージを伝えるなら、パステル・カラーのブーケの中央に1本だけ赤いバラを入れる。女性から女性には赤いバラ以外の花を。テラスのあるうちに住む女主人には切り花より鉢植えを。バレンタインには男性が愛する女性に「ジュ・テーム」を言うために素敵なブーケを贈る。
こういったマナーもジェンダーの壁がなくなりつつある昨今変わるかも知れない。

BCBGの食事時間

朝は7時、昼は12時、おやつは16時、夕食は20時。日本とはだいぶ違う。でもまあ、食事時間が規則正しいのは健康のためによい。

子供の躾7カ条(ヨーロッパの場合)

  •  お礼やお詫びを言うこと
  •  挨拶を必ずすること
  •  おもちゃをかたすこと
  •  食卓には手だけを置くこと
  •  食卓に肘をつかないこと
  •  ポケットに手を入れないこと
  •  ご婦人を先に通らせること

レター

封筒と便箋はいかなる時も同じ色のものを使う。裏つきの封筒が良い。インクはブルーかブラック。オフィシャルなレターにはブラック。

ディナー

6人のディナーでシンプルなメニューから始める。おもてなしの日に新しい料理やエキゾチックなものに挑戦しない。自信のあるものだけを出す。 
台所に行ったり来たりする料理は避ける。ふたつのワゴン・テーブルを使うと落ち着いて給仕できる。ひとつは主人の側においてワイン、皿、サラダを置く。もうひとつは下げたお皿を次々乗せていく。


会話が途切れないようにすること。もしお客が誰かを連れて来たら、そっとお皿を補充する。また30分以上遅れる人がいたら、他の人にはテーブルに着いてもらう。終わってからおもてなし、給仕、メニュー、会話について反省してみる。メニューは場所に合わせる。郊外ではポトフやマトンのシチュー、山ではフォンデュー、ウサギ、ラクレット(ジャガイモとチーズのスイス料理)、都会ではオーソドックスなものを。
生野菜は出さない。冬は温かいアントレ、夏は冷えたアントレにする。

ランチ・メニュー

  •  アントレ                  オードブルかスフレ、キッシュ(ランチにポタージュは出さないこと)
  •  メイン                     魚、肉、鳥等に野菜を2~3種
  •  サラダ       生では出さない
  •  チーズ                     サラダと一緒に出す
  •  アントルメ               チーズとフルーツの間に出す甘いデザート
  •  フルーツ                  フルーツかフルーツで包んだアイスクリーム

メニューの作り方

タルト、ソースを2度出さない。同じベースの料理は飽きる。お客の健康にも配慮する。
宗教上の戒律にも注意。ユダヤ教徒は豚肉、甲殻類を食べない等。 

食事

女主人より先には食べない。テーブル・クロスにはシミを付けない。

電話

朝9時前、夜9時以降はかけない。これは日本でも同じか。

ナプキン

膝の上にする。食事の後泊めてもらう者だけが畳む。

箸使いのマナー違反

  • 刺し箸
  • もぎ箸
  • 迷い箸
  • 持ち箸
  • 寄せ箸
  • 押し込み箸
  • ねぶり箸
  • 渡し箸
  • さぐり箸
  • 押しつけ箸
  • 涙箸
  • 直角箸

手皿

料理を口に運ぶとき左手を皿代わりに下に添える仕草。汁が垂れそうな料理は小皿を使う。手に持っていい器は持つ。
左手は常に器にと覚えておけばうっかりしない。

綴じのあるもの

丸い器は綴じを手前にする。わっぱ、楕円の弁当箱など。丸盆は綴じが前、角盆は綴じを奥にする。
これを丸前各向(まるまえかくむこう)という。

片口

口が左に向くように置く。

急須

蓋の孔は注ぎ口の方に向ける。注ぎ口は左に来るように置く。

金継ぎ(きんつぎ)

食器にひびが入ったときの補修。漆で接着し金粉で装飾する。室町時代に茶の湯の器を補修するため始まった。

茶托

ゲストに日本茶を出すときは茶托かコースターを敷くのがマナー。

和菓子

懐紙を敷き黒文字を添える。懐紙の向きは慶事用と弔事用で逆になる。慶事用(ホームパーティーなど)では半分に折った下の左側が少し出るように折る。

三献の茶

石田三成が鷹狩りに来た秀吉にお茶を出したときの気配り。寺の小姓だった三成が1杯目はすぐ飲めるよう温かめの茶、お代わりに小ぶりの茶碗に少なめで熱めのお茶、更にお代わりにはかなり熱めのお茶を小さい茶碗に少し入れて出した。秀吉はこの心配りで一遍に気に入り三成を城に連れ帰った。

決闘

自分かエスコートした女性の名誉が傷つけられた時には決闘する。自分の手袋を相手の足元に投げつける。拾わないと臆病者になるので、例外なく拾う。次いで立会人、日時、場所が決められる。ボア(ブローニュの森)かシャンゼリゼ(当時は辺鄙だった)が普通。武器は相手が決める。剣か銃を選ぶ。弾丸は1球が多く,最大3発まで。命に別状ない代物だった。勝ち負けは先に血を流した方が負け。判定しやすいように白いシャツを着るのが暗黙の了解。今はフランスでも日本でもできませんな。

コート

ローデンコートは緑が1番。紺やベージュのオーストリア製も人気。オフィスにもミサにも狩猟にも着て行ける。レインコートはバーバリーに限る。オーバーはウールかカシミアのもの。ブルゾンはマフラーとべっ甲フレームの眼鏡、コーデュロイのパンツ、スポーツ底のウェストンの靴を合わせる。ウィークエンドの公園や広場で多く見られる。今はどうなのか・・・。行ったら見てきて。

アクセサリー

紳士はシュヴァリエールと結婚指輪以外ははめない。特に宝石をあしらったリングは成り上がり者の装いとされる。今はどうかな・・・。

ネクタイ

必ずシルク。クラブ・ストライプはイギリスでは絶対締めない。ポケット・チーフをお揃いにするのは野暮ったいとされる。

手袋

男性は9月から6月まで革手袋(天気に関わらず)を着用。握手の時は必ず外す。ヨーロッパは日本よりだいぶ寒いから。

香水

男性はシャネルのアンテウス、ゲランのベチベル、パコ・ラバンヌ、エルメスのベラミ等。今はもっとはやりのものがあるかも。
ともあつけすぎはエレベーター、寿司屋などでは迷惑である。

お洒落

良いものを選んで楽しむことが贅沢。気分や装いに合わせて違うルックスで着ることが大切。何から何まで買うことではない。
ゴージャスでエレガントな真の上流人(だれのこと?)は、自分らしさの表現が上手。個性を磨くこと。自分のテイストを理解することが大切。パーソナル・スタイルとは、自分にとって上質なものとは何かを問いつづけること。お洒落がうまくても大切な友人に素敵な贈り物ができなくてはバランスが良くない。

エレガンス

さりげなさに包まれたゆとり。他人の目を気にする必要はない。服にも小物にもクォリティに絶対妥協しないこと。
ハイ・クォリティな物は、人に自信を与える。常に最高のクォリティを追求するべき。高ければいいわけではないが、いいものは高い。難しい。

関連情報はこちらにも→ インテリア・美術・絵画:かいつまんでいろいろご紹介します。

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