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ビタミン:A、B、C、D、E、H、K、M、P、Q、Uからルチンまで。

2021/09/05
 
afghan hound
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vegetable
「フルーツ食べたから野菜は食べなくてもいい」-とはなりません。

ビタミン

ビタミンのCとEはご存じのとおり、水溶性のビタミンのため大量摂取しても体外へ排泄されますが、AとDは脂溶性なので取り過ぎると体内に残って健康障害を起こす。過ぎたるは及ばざるが如し。

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水溶性ビタミン

ピルを服用している女性は、1日1g以上のV.C.を摂取しないほうが良い。人工的なホルモンの作用を増強してしまうため。1g以上摂取してしまったら、水分を多く取らないと腎臓を悪くする。

ビタミンA(C2030O)

レチノール(アルコールの一種)とカロテンがある。カロテンには抗酸化作用がある。不足すると夜盲症、皮膚の角化、乾燥の元になる。鰻、卵黄、バター、乳製品、人参、南瓜に多く含まれる。脂溶性。
人体内ではレチノールレチナールレチノイン酸の3種類の活性型で存在している。天然のAはほとんどレチノール。過剰摂取による催奇形性は心配いらない。
多量に採ってもタンパク質を摂取していれば副作用は現れない
過剰摂取の心配より、欠乏で起きる奇形や発育障害を心配すべきである。

プロビタミンA

β-カロテンのこと。β-カロテンが100g中600μg以上含有されているのを、緑黄色野菜と呼ぶ。

カロテン(C40H56

カロチノイド色素で広義のイソプレノイド(isoprenoid)化合物。共役二重結合をもつC40の炭化水素。
α‐、β‐、γ‐、δ‐の4種類があり、ニンジン、サツマイモ、オレンジ、カボチャ、卵黄等に含まれるビタミンA前駆体(pre‐vitamin A)である。
カロテン自体は真のビタミンA作用を持たず、腸粘膜及び肝臓の酵素反応によってビタミンAに転化する。最も効力が大きいのはβ型で、中央で分裂して2分子のビタミンAとなる。

食事中のカロテンは小腸でビタミンAに分解され、水に不溶なAアルコール(レチノール)の形で脂質とともに吸収され、エステル型で肝臓に貯蔵され、必要に応じてビタミンA結合タンパク質(vitamin A binding protein)と結合し、血液を介して全身に運ばれ利用される。天然に存在するカロチノイドの大部分は光合成に関与するだけでなく、ビタミンAとしてその作用は動物の成長、皮膚の粘膜組織の形成や網膜での明暗順応機能に深く関わっている。

ビタミンB1

チアミンより成る。糖質をエネルギーに変える酵素を助ける。疲労回復に役立つ他、精神安定、いらいら解消にも効く。豚肉、胡麻、大蒜、胚芽、豆類に多い。
不足すると、脚気、浮腫、多発性神経炎、易疲労になる。水溶性。0.6㎎/日必要。イオン飲料1リットル中にブドウ糖50g入っているためその解糖にB1を0.1㎎消費してしまう。更に不足するとウェルニッケ脳症、進行するとコルサコフ症候群となる。

ビタミンB2

リボフラビンより成る。レバー、卵黄、チーズ、肉、納豆に多い。活性酸素を除去し老化を防ぐ。アルコールの分解もサポート。肌を健康に保ち、舌や口の粘膜の炎症を予防する。不足すると、成長阻害、角膜炎、肌荒れ、口内炎、口唇炎になる。

ビタミンB3

ナイアシン、ニコチン酸、ニコチン酸アミドよりなる補酵素。神経や脳機能を正常に保つ。性ホルモンの合成、皮膚や粘膜を正常に保つ、血行を良くする作用もある。そのため不足するとペラグラが起きる。アルコール代謝にも関与し、アセトアルデヒドを分解してくれる。体内で500以上の作用に関わっている。レバー、豆、低脂肪肉、魚介類に含まれる。トリプトファンから合成される。副腎疲労だとトリプトファンが不足する。

ビタミンB5

パントテン酸。ギリシャ語の「広くどこにでもある」の意味。コエンザイムAの成分。細胞膜、ステロイドホルモンの合成に関与し、ホルモンの活性化を助ける。代謝物は悪玉コレステロールを下げ免疫力向上に効く。乳製品、レバー、卵、胚芽、豆に含まれる。エネルギー代謝にも関与。

まず欠乏はないが、不足すると疲労感、体重減少を来す。皮膚、粘膜の健康維持に欠かせない。腸内細菌によっても合成される抗ストレスビタミン。副腎がコルチゾールを作るためには不可欠。

ビタミンB6

ピリドキシン。アミノ酸の再合成を助けるほか、皮膚、髪、歯を健康に保つ。セロトニン、ドーパミン、赤血球の合成にも関与する。月経前症候群を防ぎ脂質の代謝を助け脂肪肝を防ぐ。ビタミンB複合体に属する水溶性ビタミン(water soluble vitamin)で、卵黄、肝、腎、酵母、緑色植物等に多く含まれる。

ピリドキシンピリドキサール(pyridoxal)とピリドキサミン(pyridoxamine)の三つをビタミンB6群と呼ぶ。細胞内では酵素によりリン酸エステル化され、いずれもピリドキサールリン酸になり、アミノ酸脱炭酸酵素及びアミノ基転移酵素の補酵素 (co‐enzyme) としてタンパク質の代謝に関与している。

ヒトでは腸内細菌により合成されるため欠乏症は起こりにくいが、抗生物質を頻繁に飲む人では不足しがち。ビタミンB6依存症としてはいくつかの先天性代謝異常症(ビタミンB6酵素異常症)が知られており、臨床症状として痙攣、皮膚炎、貧血、知能障害等が見られる。ビタミンB6要求量は成人で1日にタンパク摂取量100 gにつき1.25 g。

ビタミンB12

シアノコバラミン(C63H88CoN14O14P)。分子量1,355.38で暗赤色の結晶。水にやや溶けにくい。葉酸と協力して赤血球の合成を助ける。脳の発育を良くし、集中力が高まる。肝臓中の抗悪性貧血因子として発見・単離された。

吸収されたビタミンB12類(シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン、アクアコバラミンaquacobalamin等)は、生体内で還元酵素によりビタミンB12Sに還元され、更にアデノシル化あるいはメチル化されて補酵素型(アデノシルコバラミンadenosylcobalaminあるいはメチルコバラミン)に変換され、生理活性を発揮する。


肝臓に多量に含まれ、その大半がアデノシルコバラミンの形で存在する。生理作用は骨髄のDNA合成低下に拮抗する抗貧血因子としてだけではなく、水素移動を伴う酵素反応やメチル基転移反応に関与している。

このビタミンは細菌によって作られ、動物はこれを利用する。食品ではウシ肝臓、卵黄、魚肉中に多く含まれる。細菌のある種の菌株は非常に大量のビタミンB12を産生するので、本品はもっぱら発酵法によって製造されている。欠乏すると悪性貧血、神経疾患になる。胃を全摘したヒトにはビタミンB12の投与が必要となる。

ビタミンM(葉酸:C19H19NO

ビタミンBの一種。フォラシン。造血ビタミンとも呼ばれ、ビタミンB12と協力して赤血球の合成を助ける。貧血予防に効く。分子量441.40。黄色から橙黄色の結晶。水にほとんど溶けない。光に対して不安定。
不足すると動脈硬化の原因、ホモシステインの血中濃度が高くなる。ヒトやサルの抗貧血因子、乳酸菌の増殖因子としてホウレンソウから見出されたビタミンB複合体の一つ。

ラテン語のfolium(葉)にちなんでfolic acidと名づけられた。プテロイル〔モノ〕グルタミン酸をさすが、広義には葉酸活性を有する類似構造物の総称として用いられる。ビール酵母、豆、肉、レバー、緑色野菜等に含まれ、その一部は遊離型で大部分は2~6個のグルタミン酸がペプチド結合したポリグルタミン酸誘導体として含まれている。

葉酸にグルタミン酸が6個結合したものを特にビタミンB、CあるいはビタミンB、Cコンジュゲートと呼ぶことがある。結合しているグルタミン酸は組織中のγ‐グルタルヒドラーゼによって加水分解され、葉酸が遊離する。さらに還元されて5、6、7、8‐テトラヒドロ葉酸(FaH)となる。プリン、ピリミジンの生合成、アミノ酸代謝、タンパク質合成等に関与している。

生体の組織細胞の発育及び機能を正常に保つために必要で、殊に赤血球の正常な形成に関与し、巨赤芽球性貧血に際して網赤血球及び赤血球の成熟をもたらし、また白血球減少症(leukopenia)には骨髄を刺激して白血球を増加させる。

葉酸やビタミンB12の欠乏は骨髄成分の成熟停止貧血下痢が見られる。不足すると妊婦では胎児の脳や神経の発育に悪い影響を及ぼし、高齢者では認知障害の原因のひとつとなる。葉酸欠乏症(folic acid deficiency:ビタミンM欠乏症)の予防及び治療、妊娠時の需要増大に対する補給、悪性貧血の補助療法に用いられる。
レバー、緑黄色野菜、果物に含まれるが、糖代謝に関係する水溶性ビタミンのため、糖の過剰摂取により浪費されてしまう。欠乏すると二分脊椎症となる。

更に詳しく知りたい方はグリコへ→ https://jp.glico.com/navi/dic/dic_24.html

コバルト

ビタミンB12の構成成分。造血作用で悪性貧血を予防、神経の働きを正常にする。生体リズムを整える。

ナイアシン(ニコチン酸、ニコチン酸アミド)

ビタミンB群のひとつ。アセトアルデヒドの分解を助ける。悪玉コレステロールや中性脂肪を低下させ強いストレスによるダメージ軽減、認知症予防に効果がある。
欠乏するとペラグラになる。日に当たる皮膚が赤紫色になり、鱗屑が付いて汚い色素沈着を残す。乾燥して厚くきめが粗くなる。下痢と精神神経障害が見られる。アルコール依存症や低蛋白食の人に起こりやすい。

ビタミンH

ビオチン。C10H16N2O3S、分子量は244.31。白色の結晶。ビタミンB複合体の一つで、ビタミンH、補酵素R、抗卵白障害因子とも言われている。髪や皮膚を健康に保つ。抜け毛、白髪の予防に効く他、湿疹、鬱病の予防にも効く。酵母の増殖に必要な因子。

通常は腸内細菌によって合成、分泌されているため欠乏症はほとんど起こらない。動物の肝臓、肉、乳、卵、酵母に含まれる。天然にはD形しか存在せず、立体異性体はビタミン活性や補酵素活性を持たない。

生体内では炭酸固定やカルボキシル基転移反応に関与する酵素の補酵素として作用し、脂肪酸や炭水化物(糖質)の代謝に関係し、欠乏すると脱毛や皮膚炎、結膜炎、感覚異常、インスリンの分泌異常を起こす。
アトピー性皮膚炎の治療にも用いられる。天然の抗ヒスタミン剤とも言える。

ビタミンC

アスコルビン酸。ブドウ糖に似た構造。コラーゲンの生成、歯・骨の維持、免疫機能の増強、生体内での酸化還元を司る。肌にはりと艶を与える。メラニンの合成を抑える。芋類、トマト、レモン、いちごに多い。
不足すると壊血病になり歯茎、皮下に出血が見られる。歯肉から出血したり、痣ができたりしやすくなる。


薬物中毒にも効果がある。月経痛の緩和にも効く。月経中は体が酸性に傾くので薬物中毒と似た状態にあるため。治療上の上限は2g/日だが発がんウイルスに対抗するには10~20gが必要となる。病原菌の増殖抑制作用、解毒効果がある。風邪だと思ったら1時間毎に500㎎ずつ内服すればよい。過剰摂取では吐き気、下痢、頭痛、倦怠感、不眠、尿に潜血反応、尿路結石が見られる。

ヒト、サル、モルモットは合成できないが、大多数の哺乳類は体内で合成できる。ライオンなど肉食オンリーの動物でもビタミンC不足にはならない。動物の副腎や脾臓で合成され貯蔵されている。

普通ヒトは野菜や果物から補給するがイヌイットは生肉から補充している。
水溶性でも過剰摂取すると尿の潜血反応、尿路結石が起こる。

ビタミンC-続き

ヒトの体内には1,500㎎ほど蓄えられている。しかし常時代謝されていて、300㎎以下になると壊血病になると言われる。
コラーゲンの生成が困難になり血管が弱くなる。歯肉などから出血し、重篤な場合は内臓から出血、死に至る。

バスコ・ダ・ガマのインド航路発見の航海では180人の乗組員のうち約100人が壊血病で死亡した。
多くの動物はグルコースを原料として自身の体内で合成できるが、ヒト、サル、モルモットなどはできない。

関連情報についてはこちらもどうぞ→ https://sukoyaka084.org/category/biology/

ビタミンD

小腸でカルシウムとリンの吸収を促し骨の代謝を助ける。不足するとくる病、骨軟化症、骨粗鬆症になる。
糖尿病予防にも役立つ。

ビタミンD2

エルゴカルシフェロール(アルコールの一種)より成る。

ビタミンD3

コレカルシフェロールより成る。レバー、鰯、鯖、椎茸、カツオに多く含まれる

プロビタミンD

7-デヒドロコレステロールが紫外線で作る。不足すると、くる病骨軟化症になる。

ビタミンE

天然はD体トロフェロール(フェノールの水酸基)、合成はDL体。抗酸化作用があり老化を防ぐ抗血栓作用もある。冷え、肩こりに有効。紅花油、アーモンド、緑黄色野菜に多い。
不足は貧血を招く。下垂体、副腎に多く含まれる。末梢血管を拡張させ血流を増大、組織抵抗を増強する。抗炎症・抗アレルギー効果がある。

しかし内服・外用によりひどい皮膚症状が出るヒトがいる。油性のEと皮脂の脂肪が特に結合しやすいヒト、感受性が高いヒトは副作用が出やすい。過剰摂取で骨粗鬆症を起こす。副作用は発疹、頭痛、吐き気、疲労感等。許容量は600㎎/日。過剰摂取で皮膚炎となる。サプリメントと医薬品の同時摂取で取り過ぎになることがある。骨粗鬆症の原因にもなる。
また老人の皮膚、血管、臓器にシミが増えるのは老化色素のリポフスチンのせい。過酸化脂質にタンパク質が結合した老人斑だが、ビタミンEを大量に採れば皮膚のシミ予防になる。

PQQ(ピロロキノリンキノン)

納豆、緑黄色野菜、緑茶、ウーロン茶に含まれる。アミノ酸代謝に関与。欠乏症は不明。

ビタミンK

Kは凝固の「Koagulation」が由来。納豆に多く含まれる。他にブロッコリー、スピルリナにも含まれる。骨を丈夫にする成分を活性化させる役目もある。が、ワーファリンの作用を弱めるため服用時は注意。プロトロンビンなどの凝固因子産生に必要。おとなは食事や腸内細菌のおかけで足りるが、新生児では母乳に少なく腸内細菌も少ないため欠乏しがち。凝固因子が不足すると出血しやすくなる。

ビタミンK1

フィトナジオン。フィロキノンより成る。体内でも合成される。プロトロンビンの合成を補酵素として助け、止血を促進させる。骨を強くする。不足するとトロンビンの生成阻害により血液凝固が遅くなる。緑黄色野菜に多く含まれるが、特に外側に多いため、キャベツやレタスは外葉を食べるとよい。

ビタミンK2

メナキノン。血液凝固の促進に必要なビタミンKの一種。電子伝達系の成分として多くの細菌が産生する。側鎖-(C5H8)-nHの炭素数の異なる数種類の同族体があり、細菌産生物の大部分はn=7、8、9のものである。腸内細菌が一部合成する。納豆などの発酵食品に多く含まれる。

ビタミンU

キャベジン。胃酸の分泌を抑え胃粘膜の修復を促す。胃潰瘍の予防、改善の効果がある。

ビタミンQ

ユビキノン。脂溶性ビタミン。抗酸化作用、精子・免疫細胞の活性化、白血球の作用を高める。

ビタミンP

ヘスペリジンケルセチンなど。柑橘類、野菜に含まれるフラボノイドの一種。毛細血管を丈夫にする。歯茎の出血、青痣を防ぐ。

ルチン

ビタミンPの一種。ビタミンCと一緒に毛細血管を強化する。血圧を上げる物質の働きを弱める。

関連記事はこちらにも→ タンパク質:必須アミノ酸、ペプチド、性質、吸収から分解までをざっと。

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